2004年 3月21日(日)
シロクマ・クロクマ

NHKの大河ドラマの「新撰組!」が面白くて、毎週日曜日の午後6時からBSハイビジョンで放送されるのを見ています。
画質もそっちの方がずっといいです。

まだ主人公に風格が感じられませんが、周りを固める脇役陣は申し分ないですね。
若手も含めて日本にこれだけいい俳優がそろっているんだと感心させられます。
NHKのドラマは、脇役にベテランを起用して、未熟な主人公がドラマを通して成長していくパターンが多いですが、香取慎吾の場合もともと声に風格がないのでどうでしょう?

この後ストーリーはそうとう血なまぐさいものになると思うのですが、今の明るい雰囲気からどうやって移行していくんでしょうね?
近藤勇は板橋で首を切られてさらしものにされるし、山南なんて土方と対立して仲の良かった沖田に介錯してもらって自ら腹を切るでしょう?
新撰組自体が襲撃による暗殺を好む殺人集団なので、その首領格である局長近藤勇をどう描いていくのか興味があります。

いずれにしても久々に楽しめる大河ドラマです。



昨日は雨降りでしたが、一転して今日はよく晴れました。
そこで望遠レンズを持って上野動物園にクマ撮影にでかけました(笑)

確かに動物園でクマを撮影するのは僕の趣味のひとつですが、僕だってそんな事のためだけにわざわざ重いレンズを持って動物園に出かけるほどの物好きではありません。
ウチの奥さんがシロクマのぬいぐるみの製作を頼まれたので、まず実物を見て研究しようと思って出かけたのです。


ちょうど桜が咲き始めたところで、上野の山は花見客でごった返していました。
まだ花見にはちょっと早くて、ちらほらと咲き始めたばかりですが、要するに飲めればいい人たちなのですね(笑)
動物園の入り口ではイナオの看板が出迎えてくれます。
やっぱりイナオは大スターなのでしょうか?
今日は天気が良かったのでお客さんがいっぱいです。
本当は昨日が上野動物園の開園記念日で入場無料だったのですが、あの雨ではね・・・
お土産屋さんは相変わらずパンダで攻めています(笑)
パンダパンダパンダ・・・
個人的にはもう古いような気がしますが・・・


上野動物園にわざわざやってきても、僕はクマ以外の動物にはまったく興味がありません。
ですからクマの前でしばらく撮影したら、あとは何も見ずにさっさと帰ってしまいます。
変わった夫婦ですよね(笑)

さて、まずは久々にエゾヒグマのイナオのところに行ってみましょう。


イナオは相変わらず元気そうです。

奥さんが「イナオー!イナオー!」って一生懸命声をかけても、知ってか知らずかぜんぜん無視です(笑)
エサを持っていない人には何の興味もないのです。
スレたやつですね。
これはイナオの手のつめです。
これで引っかかれたら大怪我です。
ヒグマはその大きさにも驚かされますが、それよりも筋肉がすごくて、まともに殴られたら即死でしょう。
イナオはこのように鼻を変な方向に曲げる癖があります。
動物園は風に乗っていろいろな食べ物の臭いが運ばれてくるので、それを常に嗅ぎ分けているのです。

動物は耳や目、鼻といったセンサーを同時に別々に機能させることがあって、目だけこっちを見ながら鼻や耳は他の方向を向かせる、という事をよくやります。
それにしてもイナオはやっぱり大きいですね。
見物人たちが一様にその大きさに感嘆の声をあげていました。
森でこういうのにお目にかかるのはご免こうむりたいです。


今回はエゾヒグマのイナオではなくシロクマの写真を撮るのが目的です。
上野動物園にはシロクマ(ホッキョクグマ)が2頭います。
一体何という名前なのでしょう?

雪雄とかいう安直な名前ではないだろうな、なんて言いながら、動物園の案内に聞きに行ったら
「ユキオです」
と言われたので吹き出してしまいました。

メスの方はレイコだそうです。
冷子と書くのでしょうか?


ところがそのユキオがまるでやる気なし。
この体勢から動こうとしません。
あくびばかりしています。
テレビで岩合光昭さんのホッキョクグマの番組が放映された影響か、動物園でも人気があるようで、小さな子供が「ホッキョクグマー」なんて叫んでいました。
ところが当人はそんな事にはお構いなしで、のんびりとマイペースです(笑)
ちょっと立ってみせたかと思うと、またこの定位置に戻ってしまいます。
こちらもしばらくその前で粘っていましたが、じっとしていると体が冷えてくるので、ほどほどで諦めました。
ホッキョクグマのエリアは日陰になるように作られていて、とても寒いのです。
一方メスのレイコはどうかというと、もっとやる気無しで、ずっとグーグー寝たままです。
たまに無防備にお腹を見せて伸びをするくらいです。

どうもクマ類のスターはイナオに決まりですね。
隣にはマレーグマのエリアもあるのですが、こちらは迫力に欠けるのでまったく人気なし。
本人もわかっているのか、このようにふて腐れていました(笑)

動物園のシロクマは、シロクマとは名ばかりで、白くなくて茶色く薄汚れていました。
その上寝てばかりで面白くもなんともない。

クマ評論家としては上野動物園のキング・オブ・ベアはエゾヒグマのイナオに決定したいと思います。

帰りに本屋さんで岩合さんの「ホッキョクグマ」という写真集を買いましたが、本物よりそっちの方がよほど参考になりました(笑)


2004年 3月20日(土)
クマ溶かしの女

子供のころ「ヒヨコ」のお菓子をいただくと、心の優しい僕は、かわいそうで食べられませんでした。

お皿に載ったヒヨコを毎日眺めていると、そのうちカビが生えてきて本当に食べられなくなってしまい、結局僕の親がカビだらけになったヒヨコを処分することになるのです。
あるいは僕にみつからないようにそっと食べてしまったのかもしれません。

考えてみれば、お菓子をかわいい生き物の形に作るというのも、何とも残酷なことです。


先月バレンタイン・デイにいただいたクマちゃんのチョコレート・・・
これは食べられませんよ。
どんな顔をしてガブリと食いつけと言うのでしょう?

こういうのは女性は平気なんですよね。
あらかわいそうねなんて言いながら、ムシャムシャ食べちゃうんです。
心の優しい男性の僕にはとても無理です。

でもそろそろ白くなってきたので、早く食べなさいと奥さんが言います。
「今日こそは処分しますからね」
という最後通牒が出ていました。


とか言っているうちにお湯を沸かしはじめました。
一体どうするというのか・・??

あああー!!
クマちゃんを釜ゆでに!!
そ・・そんな残酷な・・・

うわー!!
もう溶けてきた。
ク・・クマ溶かしの刑だ!!

ギャー!!
たすけてくれー!!
こんなに溶けちゃったよー

ひどい・・ひどすぎる・・
もう頭しか残っていない・・・

さようなら、クマちゃん・・・
永遠にさようなら・・・(泣)

・・・・
消えた・・・
何もかも消えてしまった・・・

ん?
コーンフレークを入れるの?



シリアルを入れてチョコをからませるわけね。

おおー!出来上がった!
これを冷やして固めるとおいしいチョコフレークになるんです・・

美味そう・・・
クマよ成仏しろよ(笑)

2004年 3月19日(金)
ケーキ

奥さんが近所の「ラ・ネージュ」という小さなお店でケーキを買ってきました。
TVチャンピオンという番組で優勝した人のお店だそうです。
なかなか美味しかったですよ。
例によって写真だけご堪能ください(笑)



  
2004年 3月14日(日)
ブルーライオン

近所のサティが夜11時まで営業するようになったら、その影響で家のそばにあったサンクスが潰れてしまいました。
それはそれで不便・・・



プジョーのディーラー(ブルー・ライオン)に行ってきました。

奥さんの愛車のピエールが、だいぶ以前にリコールの通知の手紙をもらっていたのですが、なかなか行く暇がなかったのです。
と言うか行きつけのプジョーが遠くて行くのが億劫でいたのですが、今回調べてみたら何と家のそばに大きくて立派なディーラーが出来ていたのです。


家から10分くらいのところです。
知らないうちにこんなに近くに出来ていました。
車のディーラーっていうのは、いつの間にか出来ていつの間にか無くなってしまうものですね(笑)

出来立てのディーラーは明るくてとてもきれいです。ショールームも広々としていてなかなか快適です。
以前の行きつけの狭いディーラーとはえらい違いです。
こういうお店を作れるということは、やっぱり売れているんでしょうね。



プジョーは売れている割に、それに合わせて生産量を上げるつもりはあまりないようです。
日本への割り当て台数が少ないために、車がヒットするとすぐに「1年待ち」とかになってしまうんです。

自国でコツコツと生産して、自分の国の国民を潤わせようということでしょうね。
奥さん(もと輸入のプロ)に言わせると、フランスは農業国だから、他国から入れたり出したりということをあまり考えないんだそうです。


僕は当初ピエールをあまり評価していませんでした。
もともとハード面ではたいしたことない車ですし、例の暴走事件もありましたから・・・

ところが最近あることに気付き、この車に対して見る目が少し変わってきました。


昨日もピエールをしばらく運転してみたのですが、やはりハード面ではたいしたことない(笑) 普通の古いFF車のハンドリングです。
同じクラスの国産車、たとえばヴィッツやマーチなんかの方がずっと進んでいるでしょうし、外国車のミニやポロなんかはもっと遥かに上でしょう。

ところがどういうわけか、このプジョー206という車、すごく「カッコいい」んですよ。
カッコいいと言っても僕が運転したんじゃあダメなんです。
女性が運転すると、その姿がなぜかカッコいい。

ま、男性のオーナーには悪いですが、僕はこの車、女性の車だと思うんです。
男だとすぐにハード面の出来でものを評価してしまう。
ところがそれって本人が考えているほどカッコ良いことではないんですね。

たとえばBMWなんて運転してみるとため息が出るほどいい。
多分運転が好きな人なら惚れ込んでしまうでしょう。一生コイツでいい、なんて・・・実際僕がそうです。
でも傍から見るとBMWってそれほどカッコ良くない。
メルセデスなんてもっとカッコ悪い。惚れ込んでいるのは本人だけなんです。
本人だけが鼻をふくらませて、こいつは最高なんだって主張しているんですね。


<整備の順番を待つピエール

ところがプジョーの206を妙齢の女性が運転していると、これがかなりカッコいい。「おっ」と思って見てしまいます。
これが20歳そこそこの若い娘じゃあだめなんですね。20代後半から30代くらいの女性がさりげなく運転しているのとすれ違うと、思わず振り返ってしまいます。

実際ウチの奥さんは、この車で買い物に行ったり、僕の親を病院に連れて行ったりするんですが、そんな時あちこちで知らない男性から声をかけられるそうです。それもある程度年のいった男性が多いとか。
本人は気味悪がって頭を傾げていましたが、要するにそういうことなんですね。

面白いもので、これが本人が本当に欲しいと思っている車ではだめなんです。
本人の感覚と第三者がどう感じるかには微妙にずれがあるんです。
たとえば赤いミニクーパーなんて、本人はすごく欲しがっているんですが、実際に赤いミニクーパーに乗った姿というのは、多分そんなにカッコ良くない。
「ああ、きっとあの車が自慢なんだろうな」と思っても「おっ、いいな・・」とは思わないでしょう。

また同じプジョー206でも、今回は中古で買ったからこの色しか選択できなかったのですが、本当はダークブルーのが欲しかったなんてよく言います。
でもこれがおしゃれな深みのある青だとか、鮮やかな赤だったりしたら、多分思ったほどカッコ良くなかったと思います。
一見パッとしないシルバーだからいいんです。
シルバーの控え目な感じが、かえってその裏に余裕のある生活を感じさせるんです。(もちろん実際には裏に余裕のある生活なんてないんですが・・・笑)

・・とまあこれが僕の分析なのですが、いかがなものでしょう?

ウチの奥さんも最近は運転が慣れてきて、けっこうピエールを気に入っているようです。
僕も人が運転しているのを見る分には、なかなかいい車だなって思います。

自分で実際にハンドルを握るとがっかりするんですが・・・おっと、これを言っては野暮な本性が出てしまいますね(笑)

2004年 3月12日(金)
ホワイト・ディ

たとえばオーディオ製品で5万円だと聞くと、「へー、安いじゃん・・・」って思うんですが、それが指輪だったりバッグだったりすると、「ご・・5万円! た・・高い・・・」なんて思ってしまいます。
これはきっと良くないことですね。正常な感覚ではないでしょう。

幸い結婚したお陰でまともな感性の人がそばに付いていてくれるので、いつもそういう僕の過ちを訂正してくれるのですが、これがもし僕ひとりだったら、「許されざる者」のウィリアム・マニーみたいに、誤った道に進んでいたかもしれません。
クローディアが俺を真人間にしてくれたんだ・・・っていうやつですね。カッコいいセリフ。


で、ホワイト・ディです。
バレンタイン・ディにチョコレートをもらったから・・と言ってお返しにキャンディをあげたのでは、大抵の女性は納得しません。
考えてみれば、このシステムは女性に非常に有利に働いていますね(笑)

さて奥さんに何をプレゼントしようかと、ここしばらく考えていました。

ふと思い出したのは、二人で秋葉原の高級オーディオショップに行ったときのことです。
そこには「ハイエンド」を象徴する製品、イギリスのB&Wのスピーカーが並んでいました。
ご存知のようにこの会社の製品は、箱の上にちょこんと長細いツィーターがちょんまげみたいに乗っています。下の写真のですね。

そのスピーカーがずらりと並んでいるのを見た奥さんは、大声でゲラゲラ笑いながら
「こんなところにマラカスが乗っているわ!」
「あら、こっちにも。ちゃんと二つあるわ!」

などとのたまい、挙句の果てに
「ねえ、どうしてマラカスが乗っているの?どうして?・・・変なの!」
と本気でマラカスだと思っているみたいです。
さすがのB&Wもたじたじです。

詳しく説明をする気をなくした僕は
「このスピーカーはサンバを鳴らすと最高なんだ」
などと多分いい加減な説明をしたのだと思います。


まあ、たしかに見ようによってはマラカスに見えますね(笑)

で、そんなにマラカスが好きなのなら、そうだ、ホワイト・ディのプレゼントはマラカスにしよう、と思い付いたわけです。

早速ネット上の楽器屋さんからマラカスを取り寄せました。
どうせならと一番大きいのを頼みました。
(それにしてもマラカスって安いんですねえ・笑)

実はつい先程プレゼントを渡したところです。
「はい、君の大好きなものだよ」

奥さんは訳がわからず目が点になっていました。
お見せしたかったです(笑)

2004年 3月10日(水)
マルイ


日曜日に大師に行ってきました。

何をしに行ったかって?
「厄払い」に行ったに決まっているでしょう(笑)
僕は今年は後厄なんです。
節分を過ぎたので早速出かけたわけです。
これだけは忘れたら大変です(笑)


午前中は雪がぱらついており、寒くて人手はいまひとつでしたね。
例によって本堂に座らされて、お経を聞かされるわけですが、ドーンドーンと鳴らされる太鼓の音を、ついついオーディオ的に聞いてしまいます。
本堂の中はフラッターエコーが多くて、それにマスクされて低音の立ち上がり感はイマイチ。
NEXOの方が少し上かな?(笑)
足はしびれたけど面白かったです。


大師から北千住行きというバスが出ていたので試しに乗ってみました。
駅前に新しくマルイがオープンしたので行ってみようというわけです。

でも駅のそばは大渋滞。ピクリとも動きません。仕方なく途中でバスを降りて歩いていきました。

北千住のマルイは、東急ハンズや紀伊国屋書店、ヴァージンレコードなどのテナントが入っており、TVでも時折話題になっています。


でも正直言うと、僕の感想は「×」でした。
何ら新しいものはなくて、「地元のデパート」の域を出ていません。
この周辺の住民の方々も、こんな中途半端なところに来るくらいなら、銀座まで出てしまった方がいいのではないでしょうか?近いんだし。
ま、ここにあまり先進的なものを作っても誰も来ないのかもしれませんが・・・

今は馬鹿みたいに混んでいてどうしようもないですね。ちょっと何かを買おうかと思ってもレジの前は大行列で、「ここが最後尾です」という看板を持った人が立っているんですよ。まったく、うんざりしてしまいます(笑)

皮肉なことに、渋滞で仕方なく歩いた北千住の街の古い商店街の方が、おもしろいお店が揃っていました。
商店街で塩大福を買ったら、とても美味しかったです(笑)

2004年 3月6日(土)
20インチTFT液晶モニタ

・・・が来ました。
先日またも衝動的に買ってしまったデルのお買い得セットです。
20インチの液晶モニタ単体として考えてもお買い得な価格なのに、パソコン(ペン4 2.8GHz)も1台おまけに付いてきます(笑)
64ビット化を前に叩き売りしているのでしょうか?

まだモニタの方しか箱から出していません。
パソコン本体はいらないので(笑)奥さんにプレゼントする予定です。
モニタは流石にでかいですね。
解像度を1600X1200に設定してインターネットを見ると文字が小さく表示されてしまい使いにくいです。
僕の設定の仕方が悪いのか、あるいはもともとネット閲覧用ではなくて画像処理用なのかもしれません。
モニタとパソコン本体を通常のD-SUB15ピン以外にUSBケーブルでもつなぐようになっていて、画面の縦横の大きさなんかをモニタが自動的に調整しているみたいです。

僕の使っているパソコンは、けっこう高いビデオカードが入っているのですが、これがやっと本領を発揮したようで、スパッと勢いよく画像が表示されます。
この大きさでレスポンス良く画面が表示されると、まるでパソコンの性能が上がったように錯覚しますね。

写真はこの前買ったA4ノートとの大きさ比較です。
今はまだやっと大きさに慣れてきたところです。

2004年 3月2日(火)
ピン

先月白鳥を撮影している知人(仮にK氏としましょう)の作品を紹介しましたが、最近道具にちょっとした工夫をしたところ、なかなか好ましい結果が得られたそうなので、それに関して僕の日記で報告することにします。


一般的に写真撮影の現場では、ジッツォの5型等の三脚が好んで使用されます。
しかし白鳥の撮影のように被写体がかなりの速度で移動し、しかもそれが夜明けや夕方の薄暗い中でしか飛ばないという、極めて特殊で過酷な条件下での撮影となると、ジッツォではちょっと太刀打ちできない感じがありました。

そこでいろいろ調べてみたところ、映画撮影用の機材であるドイツ・ザハトラー社の三脚が良いらしいという評判を聞きつけました。
海外にたいへんシビアな製品テストを行っているサイトがあり、そこでザハトラーが良い結果を出していたのです。


早速ザハトラーを取り寄せたのですが、これが非常に高い。
ヘッドは100ミリ径ボールのものを購入しましたが、このヘッドだけで70万円以上するんだそうです。(150ミリだと百数十万円します) 
それでもK氏は購入しました。

ノルウェーにプロのデジタル写真家たちのサイトがあります。
そこでは各レンズやボディのテストを徹底的に行い、結果をHP上で公開しているのですが、その中でニコンのAF-S ED400mmの望遠レンズが、三脚への固定具が貧弱なせいで非常に低い評価を与えられていました。
これはニコンがコストダウンのためにその部分にお金をかけられなかったからだと思うのですが、そのレンズを常用しているK氏には聞き捨てならない話です。(写真のレンズは600ミリです)

しかし考えてみれば、こんなに重くて細長いレンズのさらに後ろの端にカメラのボディを取り付けて、そこでバシャっとミラーアップさせてシャッターを切るのですから、この世に存在する物質である以上ぐらつきが皆無であるわけがないのです。
たとえ材質をダイヤモンドで作ったとしても何らかのぐらつきは出るはずです。

K氏はよほどレンズの金具を切断して作り直してしまおうかと思ったのですが、その前にちょっとしたアイディアを思いつきました。

補強の方法を考えたK氏は、まずベースになるプレート部分を金属のブロックから削りだして自作しました。
「ハイプレッション・ジュラルミン」という軽くて硬い金属の塊を、ボール盤とミーリングで加工したのです。
これは無加工の板の状態で価格が1万円もする高価な材質で、硬くて加工に難儀したそうです。(写真の銀色の板)

次にそこからカメラ・ボディの底部へとアームを伸ばし、ボディとネジ止めで結合、全体の補強を試みました。
カメラ本体をレンズ部分とボディ部分の2点で固定するわけですから、元の状態よりは大幅に固定の強度が増すわけです。


このアームは適当にその辺にころがっていた部品を組み合わせて自作したのですが、その結果可動する「関節」の部分が7箇所にもなってしまいました。

普通こういうパーツを設計する場合、XYZの3軸で考え、可動部のガタを嫌うために関節の数を最小限に抑えようとするのですが、今回は有り合わせで作ったがために複雑な形になってしまい、結果的に使い勝手の良いおもしろいものが出来ました。

写真のように縦位置の撮影のためにレンズを90度回転させても、そのままアームが追従してくれるのです(笑)

こうして作った急ごしらえの三脚(パイプが6本なので六脚?)を持ち、撮影に臨みました。


さて、その結果予想外に面白い効果が得られました。

過去に撮影した白鳥の写真は、動く被写体をヘッドで追従しなければならないこともあってか、わずかにピントに不満を感じるものが多く、大量の写真を撮っても満足のいくものはせいぜい2割程度でした。
ところが今回のザハトラー+2点支持ヘッドの組み合わせで撮影してみると、一気に成功率が8割近くに上昇したのです。

新型三脚を使うと嘘のようにピントがシャープに合います。
ということは今までの失敗の大半はカメラの揺れが原因であったということになります。

実際以前撮影した白鳥の写真の多くは、photoshopで最大まで拡大してみると、コントラストの強いところで線が上下に二重になってぶれているのが確認できます。
シャッターを切るたびにボディがガッシャンと上下に揺れていたのでしょう。


   

写真は古い神社で行われたお神楽を例の400ミリで撮影したものです。

HP用に縮小し大幅に減色したデータなので画面からは凄さが伝わらないかもしれませんが、踊りを舞う女の子の頬の産毛までが確認でき、髪の毛の1本1本を数えることも出来ます。

静止した被写体ならこの程度驚くことはないのかもしれませんが、これはかなり動いている被写体を撮影したものです。

   

このデータを大きな紙にプリントアウトしてみるとさらにはっきりと効果が確認できます。
一瞬そこに実物があるのではないかと錯覚するような、ギョッとするような写真になります。

知り合いのプロの写真家の方に見てもらったところ、かなりの衝撃を受けられて、何とすぐにザハトラーの三脚を注文、ハイプレッションジュラのブロックを購入し、その加工と2点支持用アームの製造を地元の工場に依頼したそうです(笑)

企業秘密なので三脚のメーカーがわからないようにカバーで隠して使うと言っていたそうですが、ここでこうして発表しちゃったもんね・・・(笑)

2004年 3月1日(月)
3月です。

えー、3月になりました。

古い写真を整理していたら、飛行機の写真が出てきたので、とりあえずそれを載せておきます(笑)
新婚旅行でアメリカに行った時にアリゾナの博物館で撮った写真ですね。
ボートF4Uコルセアです。プロペラがでかいのがよくわかりますね。
戦争中こいつの編隊が横滑りをしながら降下してきたところに、下から撃ちあげてやったら、端から何機か火を吹いてバラバラと落ちていくのを見た、と父親が時々思い出したように言います。

ま、とりあえずはご挨拶まで。
(これからネタがない時はこういう古い写真を載せようっと)