2003年 12月30日(火)
2003COLKIDグランプリ発表

昨日アメリカの女性からメールをいただきました。
その内容が
「カタログを送ってください」

・・・・・・・??
何かのお店と勘違いしているのでしょうか?


今年もあと1日となってしまいました。
僕は年末は出掛ける予定なので、今年の日記の更新はこれで最後になると思います。

そこで昨年に引き続き「第2回COLKIDグランプリ」の発表を行いたいと思います。
審査員は僕ひとりという極めてプライベートな賞です(笑)

この賞は、僕がこの1年間に購入した物品を対象に、独善的に「お気に入りナンバー1」を決定しようというものです。
今回は、オークションで取った一点物のアンティークと、嗜好性の強いテディベアはノミネートからはずしました。

ちなみに昨年のグランプリにはニコンD100を選びましたが、この選択はまったくもって正しかったと思っています。
僕にとってデジタル一眼レフの購入は、良かれ悪しかれ「写真」という趣味を革命的に変えてくれ、よりアクティブな趣味(あるいは仕事)にしてくれたからです。
この1年で撮影したデータはCD−R数十枚に渡り、いかにこのカメラを活用しているかがわかります。

それでは今年のノミネートの品々の一覧を見てみましょう。


2003年第2回COLKIDグランプリ ノミネート品一覧
No. 写 真 メーカー名 品 番 品 種 寸 評
1 イーケイジャパン
(エレキット)
TU-8730 300B真空管
ステレオアンプ
キット
安価ではあるが侮れない製品。管球式ならではの充実した音。音のセンスよし。
2 ベリンガー DSP8024 デジタル・プロセッサー 異常なほど安価だが、安かろう悪かろうの感あり。音はイマイチ。すでに旧型になっているが、マイクはまだ使えそう。
3 AES8024 AES/EBU
オプション
4 ECM8000 測定用
コンデンサーマイク
5 ソニー CDR-W66 業務用CDレコーダー 可も不可もない音。出力の種類が豊富なのが魅力。ソニーが業務用機器撤退のため製造中止?
6 ソニー MDR-CD900ST ヘッドフォン 録音スタジオのリファレンスヘッドフォン。音はイマイチで、長いエージングが必要。比較的安価なのでレコード屋の試聴用によく見かける。
7 ジェネレック 2029B AES/EBU入力専用
パワード
2ウェイモニター
代表的なニアフィールドモニター。業務用ならではの艶のない音。正確な音場再現。パワードでしかもAES/EBU入力専用なので音をいじりようがない。
8 オンキョー SE-U55X USBデジタルオーディオプロセッサー パソコンの音声をUSBでノイズレスに取り出す。安いので買ってみたけど今のところ使い道がない。うまく使えば面白いのではないか?
9 アバンセ PRA-1-EQ-UP 真空管プリアンプキット 管球式ならすべて良いわけではないと教えられた。音像が中央にかたまる古い音。1時間で撤去。僕の作り方が悪かったのか?
10 オートリファイン パワーブラス
タイプ1(フロント)
タイプ2(リア)
アルミ製
ストラッドタワーバー
ボディ剛性が大幅に上がるが副作用としてリアがばたつく傾向あり。自動車メーカーはボディのたわみも計算に入れて設計しているのだと実感。
11 ノロジー ホットイナズマ 電装系チューニングパーツ 電装系チューンの3点セット。車のマイコンが学習していくのに応じてだんだんパワーが上がってくる。トルクが太くなる感じ。ほどほどの効果。
12 ホットワイヤ
13 ホットアース
14 ギメル ギメルオート 電磁波中和(?)アイテム 理由がはっきりしないのだが、かなり効果あり。狐につままれたよう。フランス製。
15 キャノン イクシデジタル400 デジタルカメラ まあまあの出来のバカチョン・デジタルカメラ。HP用としては画質はOK。接写に弱いのが難で撮影に苦労する。
16 KEF T27 ツィーター・ユニット BBCモニターLS3/5A用ユニット一式。まだ使っていないので評価不能。製造中止の噂あり。LS3/5Aは大好きなスピーカー。
17 B110 ウーファー・ユニット
18 ネットワーク 専用ネットワーク
19 シャープ SH505i カメラ付き携帯電話 カメラ付き携帯としてはよく出来ているらしい。電話としてしか使っていないので宝の持ち腐れ。
20 ゼンハイザー PXC250ノイズガード ノイズキャンセラー付ヘッドフォン ノイズキャンセラーはそれなりに効果的でおもしろい。音はまあまあ。今後長い間に位相ずれがおきないかに注意する必要あり。
21 シャープ MD-DS70-S 1ビットポータブルMDプレイヤー 音はソニーより鮮度高し。電池の消耗が早い。この製品に限らずポータブルMDは耐久性が気になる。使い捨てか?
22 ミシュラン パイロットスポーツ
225/45R17
タイヤ(夏用) ナチュラルで乗り心地良し。高速安定性はずば抜けている。ウェットグリップも良好。低速時の轍に少し弱いか?大人のスポーツタイヤ。
23 ミシュラン ドライス
225/45R17
スタッドレスタイヤ 夏用タイヤと比べても極端な性能低下を感じさせない出来の良いスタッドレスタイヤ。肝心の雪上での性能チェックはこれから。
24 デル Latitude D600 ラップトップコンピュータ 10万円引きで購入したノート。業務用なので安定した性能が期待できる。スペックはかなり高性能。評価はこれから。
25 ソニー 5000F FMチューナー
(中古)
人から譲渡されたかつての名機。シャープな音質。受信状態に神経質な面あり。
26 トリオ KT-1100 FMチューナー
(中古)
ヤフオクで入手したアナログチューナー。まあ普通のFMの音。デザインはカッコいい。
27 ティアック MD-5mkUs MDレコーダー 快調に動いている。まったく同じ内容でタスカム製もあり、けっこう安定して動くという噂。音はMDなのでそれなり。
28 ベリンガー DEQ2496 デジタル・プロセッサー 高性能化した8024の後継機。音はずっと良くなっているように思う。でも内蔵DACはなるべく使いたくない?
29 フォニック PAA2 パーソナルオーディオアシスタント 思いの外便利。それに意外に使用頻度が高い。精度も高く、信頼が置けそうな感触あり。
30 シュアー E2c インイヤー・イヤフォン 元気で鮮度の高い音。大きさからは信じられない音がする。個人的には装着感が悪くて使えない。
※写真は無断で使用させていただいたものが含まれます。営業目的ではないのでご容赦ください。

上記の寸評は、あくまで僕ひとりが使ってみて感じたことを勝手に書いているだけなので、お気を悪くされた方がおられましたらお許しください。
別の人が使用すれば、あるいは違う環境で使用すれば、また別の結果になったかもしれません。

今年は昨年と比べると「大物」がないですね。
またオーディオ製品が多いのも特徴のようです。
自分が1年間何をしてきたかがわかって面白いです。

では勝手ながらグランプリと準グランプリを発表したいと思います。


2003年 第2回COLKIDグランプリ結果

グランプリ ギメルオート
準グランプリ エレキット TU-8730
審査員特別賞 フォニック PAA2

どうでしょうか?
けっこうひねくれた選考結果かもしれませんね(笑)


グランプリのギメルオートは、なぜ効果があるのかさっぱりわからないオカルト・アイテムなのですが、現実に劇的な効果があったので、結局グランプリに選ばせていただきました。ちょっと悩みましたが(笑)
これを購入した経緯と効果は僕の6月13日、16日の日記に書いてあります。

じつはその後もう一組購入して、車に激しく酔うため外出できないでいた義母にプレゼントしました。
そうしたら嘘のように酔わなくなり、今年の暮れもはるばる僕の実家まで車で遊びに来ました。(去年は酔うために来れなかった)
大袈裟に書けば人生を変えてしまったと言ってもいいでしょう。
ちなみに義母はこういうものを妄信するタイプではなく、かなり冷静に様子を見たうえで、これは効果があると判断を下しました。

僕の奥さんもギメルオートを車に取り付けて以来、ピタッと車酔いが無くなり、その上足のむくみも無くなったと言っています・・・・ほんまかいな?
ま、体質的に合っていたのかもしれませんね。

ギメルはその原理がよくわからないのですが、販売元のホームページには次のように書かれています。

「ギメルはフェライト磁石と波動性高分子物素材であるセラミックで構成され有害電磁波をキャッチし、特別 な波動性エネルギーを出して、同調化・無力化します。OA機器、自動車に付けると、一種のクッション状の緩衛空間ができ、不規則な有害電磁波からバリアーされた健康空間を作り出します。」

読むとよけいわからなくなります(笑)


準グランプリのエレキットTU-8730は、昨年の暮れに急に欲しくなって秋葉原のもう閉まりかけたお店で買ってきた真空管アンプのキットです。前回の正月休みを利用して組み立てました。

音にはぜんぜん期待していなかったのですが、これが意外な伏兵で、ちょっとした驚きを味あわせてくれました。
もちろん所詮は小出力の管球式シングルアンプですから、大型トランジスターアンプのようなドライブ力や大音量は期待できませんが、小型スピーカーや能率の良いスピーカーと組み合わせると、トランジスターアンプではちょっと味わえない密度感に満ちた艶かしい音が聞けます。
家ではオルトフォンのコンコルド105という小型スピーカーと組み合わせていますが、特に女性ボーカルに独特の「張り」があって、ソースによっては思わず聞き惚れてしまいます。
実売6万円程度という価格を考えると、驚異的なコストパフォーマンスと言えるでしょう。
500台の限定生産なので、メーカーでは既に品切れで、あとは店頭在庫にあるのみのようです。

これに味をしめて、管球式アンプを積極的に買おうかと思い、他社で出しているプリアンプのキットを購入したのですが、これは「はずれ」でした(笑) 真空管なら何でも良いというわけではないのですね。


特別賞のフォニックPAA2は最近購入したものですが、予想外にご登場願う頻度が高く、大変重宝しています。
0.1dB単位で測定できて、精度も騒音計として使用できるほど高いもののようです。
だからと言って出来の悪いRTAのようにマイクの位置によって測定結果がデリケートに変化してしまうことがなく、ラフに測定しても毎回安定した結果が得られるので、音のおおまかな状況が把握しやすく、同時に製品に対する信頼感も高まるのだと思います。
あとは約4万円という価格を安いと見るか高いと見るかですが、個人的にはオーディオフリークにはお薦めの逸品だと思います。


さて、年末の一大イベントCOLKIDグランプリも無事終了し(笑)、今年もいよいよ大晦日です。

皆様、今年も一年、僕にお付き合いくださり、本当にありがとうございました。
皆様にとってどのような一年だったでしょうか?
新しい年もすばらしい年になることをお祈り申し上げます。

それでは!

2003年 12月28日(日)
NEXO


と言う訳で、これが話題のNEXOというフランス製のスピーカーです。
歴戦の勇士で、ボロボロになった試聴機です。

僕の散らかり放題の部屋に、ある日突然入り込んできて(本当に突然やってきたんです・笑)、ご覧のようにエクストリーマをどかしてスピーカー台を占領してしまいました(笑)
エクストリーマのスタンドがそのまま使えるほど小さいスピーカーなんです。

公称15インチのウーファーを積んでいるのに、大きさはせいぜい中型ブックシェルフ程度で、奥行きも信じられないくらい短いです。
しかも上から見ると箱の形が変形5角形で先細りになっているので、容積も50リッターくらいしかなさそうです。
重さも30Kg程度で、もしかするとエクストリーマより軽いです(笑)
15インチ搭載でまともな重さのスピーカーだったらここまで運べませんね。

この箱の大きさではPS15専用のコントローラーと組み合わせないと、まともな音にならないのは明白ですが、その専用のコントローラーと組み合わせた時の音といったら、にわかに信じられないほど生き生きとしたものです。

ま、それについてはおいおい書いていきましょう。
今日は1曲でも多く聞きたいので、短いですがここまでにしておきます。
では。


そうそう、コントローラーなしの時と付けた時のf特を載せておきます。
凹凸がかなりなだらかになっています。
やっぱり周波数特性もいじっているみたいですね。

2003年 12月21日(日)
JBL

近くフランス製の業務用スピーカーが札幌より届きます。

と言っても何のことだかわからないでしょうが、僕に購入の意思がある(かもしれない)ことを、HGさんが輸入元に伝えたら、札幌の営業所の方が試聴機を送ってくださったのです。
正月休みを利用して聞いてみて下さいというわけです。

今のところもうひとつの候補がJBLの業務用スピーカーのSRシリーズです。
いずれにしても、こういうPA用の大音量向けのスピーカーを家庭に持ち込むということは極めて「異常」なことで(笑)、フランス製の方はもしかしたら世界初なのだそうです。
周りの人たちはともかく、メーカーの人からまで「本気ですか?」と(苦笑しながら)聞かれるので、これは「世界初の快挙」というよりは「世界一のバカ」と言うべきことなのかも・・・


で、今日知り合いが音響を頼まれた社交ダンスのイベントがあり、そこでJBLのスピーカーを鳴らすという話だったので、搬入の手伝いを兼ねて聞かせてもらいに出かけました。

上の写真がイベントで使用したPA用のJBL SR4733Xというスピーカーです。
15インチのウーファー2本にホーン型という構成です。
その下になっているのがPEAVEYの18インチ2本のサブウーファーです。
こういう会場で見ると15インチのウーファーというのは心もとないほど小さいですね。
15インチのダブルウーファーとは言っても、PAではミッドバスでしかありません。


アンプは当然アムクロンを何台か持ち込みました。
でも会場の電源の容量の問題があって、2台しか使用できませんでした。

アムクロンのファンの音の大きさは、家庭ユーザーには悪名高いですが、こういう会場では「ぜんぜん聞こえません」(笑)
これなら問題ないじゃん・・・と言ったら、「家に持ち込んだら耐えられないよ」と知人に言われました。

今回は搬入から大会のリハーサルのところまでつき合わせていただいたので、その間を利用して、広い会場でかなりの時間、JBL+アムクロンの音を大音量で聞かせていただきました。
このスピーカー、130数dBの音量に耐えられますからね。半端な音量ではないです。
さらには18インチのサブウーファーにも押されて、会場の床がヴンヴンとうなります。

皆、ダンスのリハの方に真剣になっているので、僕ひとりで左右のスピーカーの中央に座って、いろいろな曲を聴いていました。贅沢でしょ(笑)


ミキサーはデジタルのヤマハO2Rを使いました。
HGさんには悪評の機種です(笑)
僕も他の機種を聞いたわけではないので正確な評価はできませんが、オーディオフリークとしての直感で申し上げるなら、音が少し細身の感じがしました。

肝心のJBLの音ですが、大音量で聞く限りは中高域がかなりきつめで、PA用としては音が良く通るのですが、至近距離では耐えられないです。と言うより耳を傷めるでしょう(笑)

でもウチはマンションなので大音量なんて出したら、すぐにお隣から文句がきます。
音量が小さい時はどうなのでしょう?

小音量で聞くチャンスは少なかったのですが、短時間聞いた限りでは、むしろ大音量の時よりバランスが良く、これならいけるのではないか?と感じました。
2ウェイなので音の密度は少々荒っぽく感じられましたが、エネルギー感があり躍動的で悪くなかったです。

これは判定が微妙なところですね。
NEXO(フランス製のスピーカー)と聞き比べて、じっくりと考えてみるしかありません。


ところで今回面白かったのは、最初は分析的に聞こうとしていたにもかかわらず、聞いているうちについ「音楽」の方に夢中になってしまったことです。
ダンスミュージックは短時間で次の曲へと切り替わってしまうので、もっと聞いていたいのにと不愉快になることさえありました。
音量や音の勢いに圧倒されて、音質を判断するという意気込みで臨んでも、つい音のシャワーに身をまかせてしまうのかもしれません。

リハーサルの途中でプロのダンサーが練習する時、見物人をシャットアウトするために、アマチュアのダンサーを含めてすべての人が会場から出されました。
ところが音響担当者はいないわけにいかないので、僕を含めて数名だけが会場に残されました。
そして贅沢にも目の前ですばらしいダンスを堪能させていただいたわけです。
いやー、本当に凄かったです。かなり楽しませていただきました(笑)

2003年 12月19日(金)
E2c

性懲りもなくまた買ってしまったのが、下の写真のイヤフォンです。

これはシュアーのE2cというインイヤー・イヤフォンで、本来はミュージシャンが自分の演奏をモニターするために開発されたものだそうです。
音質が良いために一般のユーザーにも大変好評で、時折掲示板等で話題になるため、どんなものかと思って買ってみました。
成田のサウンドハウスで8,500円と安価で売っていたのも購入した理由です。

今年はどういうわけかヘッドフォン関連の商品を多く買う年です。


いい加減な写真でごめんなさい。
お察しの通り、左手でぶら下げて右手でカメラを持って撮りました(笑) 撮影に要した時間は5秒ほど(爆)

まだ数日しか使用していないので、音質を評価するには早いような気がします。
しかしこの数日でまず感じたのは、やはりなかなか大したイヤフォンだなということです。
このサイズを考えれば驚異的な音質と言って差し支えないでしょう。

元気がよく安定感のある音質で、伸びやかで聞いていて楽しいサウンドです。
一方分析的に聞かせる一面もあり、その点はさすがにモニター用だと感心させられます。
中域は愛用のゼンハイザーより鮮度が高いでしょう。

耳の中に「つっこむ」タイプのイヤホンで、一度うまく入ってしまうと遮音性が高く、外部の騒音が見事にシャットアウトされ、同時に音質も一段と良くなるので、本当の意味で「別世界」に飛び込んだような気分になります。

しかし、気に入らない点もありました。

どちらかというとポップス向きの音質で、振動板の大きさから言っても超低音の再生には無理があり、オーケストラの再生はイマイチでした。
オーケストラを聴くと表現がちょっと単調なのも耳につきました。
たまたまカルロス・クライバー指揮のベートーヴェン交響曲第7番を聞いたのですが、これほどの超名演にもかかわらず、誰が指揮しているのか判りにくかったです。

またインイヤーというのは僕の耳には合わないようで、遮音性は高いのですが、鼓膜に吸い付かれるような違和感があり、しかも時間が経つと耳からポロリと取れてしまうのです。
これは僕の耳の形が悪いのかもしれません。
耳にすっぽりと入れてしまうと、音を発している「音源」が自分の体の内側に入ってしまったような恐怖感も感じます。

さらに、この方式だと自分の体が発する音や振動がノイズとして聞こえてしまうようで、ウォーキングをしながら聞こうとすると、足や手の早い動きがガサガサガサ・・・と音楽信号に混ざって聞こえてしまって大変不快でした。
E2cが体(耳)と密着するので、骨を伝って聞こえてしまうようです。
椅子に座って静かに聴くべきものなのでしょうか?

僕はヘッドフォンというのは振動板の大きさが音質を決定的に左右しているような気がしています。
E2cは大きさや価格を考えれば驚くべき音質の製品ですが、鮮度は落ちてもより大きくて余裕のある鳴り方をするゼンハイザーの方が自分の好みに合っているように思いました。

E2cは、一般のウォークマン付属のチープなイヤフォンを使っている方には、大幅なグレードアップになると思われます。
いくつか文句も書きましたが、実際に音を聞くと、やっぱり感心してしまいます。
価格を考えればかなりのお奨めであると言えるでしょう。

2003年 12月16日(火)
スタッドレス

朝晩は冷え込んで、フロントウィンドウが凍るようになってきました。
そこで愛用の夏用タイヤ、ミシュラン「パイロット・スポーツ」をスタッドレスタイヤに交換しました。
いっしょに購入した同社の「ドライス」です。

不思議なことにこのドライスというタイヤ、パイロット・スポーツより幅が広いんです。
同じサイズなのに明らかに幅が広くて、ホイルハウスに干渉しないかちょっと心配でしたが、何とか大丈夫そうです。
フロントよりリアの方がぎりぎりの感じでした。


まだ昨日取り替えたばかりなので、性能はよくわかりません。
もちろん雪や氷の上では1回も走行していないので、スタッドレスとしての実力はまったくの未知です。

しかし短時間ですが通常の道路を走行してみた感じでは、一般のスタッドレスタイヤにあるような「まるで翼をもがれたような」大幅な性能劣化は感じさせません。
安物の夏用タイヤくらいのしっかり感は持ち合わせているようです。
普通におとなしく走っている限りでは乗り心地も良く、それほどの不満や違和感は感じませんでした。

もちろんパワーをかければたちまち滑り出し、特にコーナーリングの最中にアクセルを踏み込みすぎると、滑ったまま止まらなくなってしまいます。
また速度が130キロを越えるあたりから直進安定性が大幅に悪くなって、まっすぐ走るのが大変になってきます。
スタッドレスタイヤ特有の、パワーをかけた時にグニャッと変形するような感触はやはりあって、それを感知してか車のエラーランプがチカチカと点滅します。

ですが、スタッドレスタイヤにそのような高性能を求めること自体が間違っているのです。
ドライな路面で使ってみた限りでは、ドライスはかなり行けているタイヤだと思います。
今のところ昨年のY社のものとはかなり差がありそうな感触です。

おもしろがってホイルスピンさせていると、またあっという間に擦り減ってしまうので、しばらくの間おとなしく運転するように心がけないと・・・

2003年 12月15日(月)
奇襲

先日eBayオークションであるガンベルトを見つけました。

出品者は「アルボ・オジャラのガンベルト?」というタイトルで出品していました。
製作者のスタンプは押されていないのですが、形状から多分アルボの作ったものだろうと言うのです。
またその道の専門家2名に見せたところ、アルボの作品に間違いなかろうというコメントをもらえたと書いてあります。

ガンベルト研究家でもある僕は、写真を見るなり目が輝きました。
「これはアルボではない!」


ま、詳しいことは書きませんが、細部の形状とスタンプ表示の状態などから、これはアルボ・オジャラのガンベルトではなく、アンディ・アンダーソンの「ビクトリー」というガンベルトであると判定したのです。
世界広しと言えど、この判定が出来る人は限られると思います。

アンディ・アンダーソンのリグはアルボ・オジャラよりかなりレアで、価値もずっと上です。
僕はアメリカ人のアンダーソン・コレクターを何人か知っていて、今まで彼らにかなりの金額を払って、いくつかのアンダーソン・リグを購入してきました。
アメリカ人にとってもアンダーソンは非常に価値のあるものなのです。

今回は出品者がそのことにまったく気付いていないので、これはチャンスです。
早速日本からの入札の許可を取り、入札するタイミングを虎視眈々と狙っていました。
僕以外には入札者はひとりで、その人も常識的な額しか入れていない模様。

で、終了間近に奇襲をしかけ、見事な一撃でライバルの入札者を撃墜、逆転勝利でガンベルトの落札に成功したのです。
ウーン、勝利の快感! まるでB29を撃墜して離脱していく局地戦闘機を操縦しているような爽快感を味わいました。

そこまでは良かったのです。
落札してすぐに、意外にもその撃墜されたライバルからメールが来ました。

「あのアンダーソンを取ってくれたね。君からこんな仕打ちを受けるとは思わなかった。君の事は友達だと思っていたよ」

な・・・な・・・
呆然となって彼のことを調べたら、何といままで僕に何本かのアンダーソン・リグを売ってくれた知り合いのコレクターだったのです。
ウワー、知らなかったんだー。許してくれー、知っていれば入札しなかったよー・・・と英語で書かなければならない苦労(笑)


でも今まで彼が僕にアンダーソンのリグを売りつけた金額を考えると、今回の落札価格の数倍なんだけどなあ・・・

2003年 12月8日(月)
おもちゃ

突然ですが、PHONICという会社のスペクトラム・アナライザーを買ってみました。
スペクトラム・アナライザー以外にも位相チェッカーとかいろいろな機能が付いているので、メーカーではパーソナル・オーディオ・アシスタントと呼んでいます。
要するに今目の前で鳴っている音をいろいろと解析してくれる機械ですね。

ここはオーディオの日記ではないので詳しく書きませんが、これ昔から欲しくて仕方なかったのですが、当時サンワから出ていた機械は高くて手が出ませんでした。
でもご多分に漏れず、最近はこういうものは気軽に買えるくらい安価になっているんです。
持っている知人から「あれはオーディオやっているなら必需品でしょう」と言われ、たまらず注文してしまいました(笑)

下の写真がその機械です。
あっ、クマちゃんは違いますよ(笑)


本体にマイクが付いていて、ピンクノイズを再生すればリアルタイムで周波数特性が見られるわけです。
本体もピンクノイズを発生できますが、測定音の入ったCDも付属しているので、メインシステムのCDプレイヤーで再生して本体のスイッチをオン!

恐怖の一瞬です。
と言うのも、今まで自分の耳だけを頼りに音をチューニングしてきたので、この機械で測定することによって、真実の測定値が白日の下にさらけ出されてしまうのです。
何となく見たくないような気もします(笑)

リアルタイム・スペクトラム・アナライザーは、31バンドの周波数のレベルが0.1dB単位で正確に表示されます。
僕の自慢のメインシステムを測定してみたら、下は30Hzから上は20kHz以上まで「音圧」は出ているのですが、60Hz前後と3kHz前後に谷があることが判明しました。
下は30Hzまでほぼフラット、20Hzで−12dBです。
上は20kHzでも中域と同じ音圧で出ているので、これは少し出すぎですね。
ま、端的に言って「ドンシャリ」ですな(笑)

だからと言ってあわてて補正する気はありません。
周波数特性なんてどうでもよくて、要は音を聞いていて気持ちよければそれでいいのですが、それにしても極めて参考になるデータであることは事実です。

これはかなりの優れものだと思います。
確かにオーディオフリークの必需品かもしれません。
おもちゃとしても最高です(笑)

2003年 12月7日(日)
ラストサムライ

銀座のマリオンにトム・クルーズ主演の映画「ラストサムライ」を見に行ってきました。
前日に指定席を取っておいたのですが、これは正解だったようで、劇場の外の階段まで長蛇の列でした。
特に午後から夜にかけての回は立ち見も出たようです。


こういうお金のかかった映画は、それだけで十分に見る価値があります。
今時これだけのセットをスタジオに作れる映画は、ハリウッドでも珍しいのだそうです。
実際相当見応えがあって、立派な作品でした。

例によってのハリウッド大作で、今回はたまたま日本が舞台に選ばれただけ、と思われがちですが、監督をはじめスタッフの多くが、もともと日本に対する造詣の深い人たちで、ストーリーが完全なフィクションであるにもかかわらず、けっして安直なアクション映画にはなっていません。
日本人よりも日本をよく知っている人たちが作った作品であると言えるかもしれません。
実際かつて作られたハリウッド映画の中でもっとも「違和感のない日本」を描けた作品と言えるでしょう。

配役がずば抜けて良くて、渡辺謙も真田広之も小雪も、トム・クルーズを食ってしまうほどの演技を見せますが、なかでも素晴らしいのが「寡黙なサムライ」の役を演ずる福本清三です。
あまりに寡黙で言葉を話さないので名前がわからず、トム・クルーズ演ずるオールグレン大尉が仕方なくボブとあだ名を付けて呼ぶのですが、この人の演技はもう素晴らしすぎて本物のサムライがそこにいるような感じでした。
刀に手をかけた瞬間の仕草の素晴らしさに「これは本物だ!」と叫びたくなるほどで、この人が本物のサムライなら他の人はすべてただの現代人、と言いたくなるほどの存在感でした。

最近の作品らしく時代考証にも相当力を注いだようで、冒頭に出てくる横浜の町は、イザベラ・バードが1878年に上陸した時に記した細かい描写から受ける印象そのままで、本から想像していた街が映像として再現されてしまったので、見た瞬間にゾクッとくるほどでした。
今の日本の人はあの街のシーンにアジアの他の国のような違和感を覚えるかもしれませんが、実際の当時の日本は多分あれに近い光景だったと思います。
強いて言えば、もっと裸に近い格好の人が多かったかもしれません。

時代的には僕の好きな19世紀末であり、西部劇とリンクする場面もあり、実際トム・クルーズはウィンチェスター社に宣伝用に雇われた元大尉の、魂のぬけたようなアル中の男として登場します。
しかし映画全体から受ける印象は、「グラディエーター」のような活劇に近いものです。
ダイナミックな戦闘シーンはキューブリックの「スパルタカス」などを思わせ、多分に西洋的です。
と思ったら、脚本をはじめスタッフの何人かは「グラディエーター」の関係者なんですね。

明治天皇の役で出てきた中村七之助も、この写真のほとんど残っていない謎の人物のイメージに非常に近く、なかなか良かったです。
渡辺謙は貫禄十分、小雪は頬がこけているので質素な生活を思わせドンピシャリ。
サムライたちが古い鎧を着るのはちょっとやり過ぎかもしれませんね。

真田広之も相変わらず無駄のないすばやい動きで魅了してくれますが、あのくるっと体を回る殺陣は個人的には違和感が残りました。
現代映画はほとんどあの動きをするようなのですが、あれって中国拳法とかK1とかの動きではないですか?
剣の達人が敵から剣線をそらすことは考えづらくて、まっすぐ一撃で切り捨てると思うのですが・・・
それじゃあ絵にならないのかな?

戦闘シーンの風景で「?」と思わせる植物も出てきましたが、そこは多分海外でロケしたのでしょう。
特にコルト・ピースメーカーが登場するシーンでは、銃のフレームがケース・ハード処理をされていたので実銃の可能性が高く、このシーンは日本での撮影は不可能であると思われます。

細かい部分に文句をつければきりがないのですが、いずれにしても私達の住む日本が舞台なのですから一見の価値はあります。
フィクションとはいえ、かつての日本人がこれほどダイナミックな民族であったことを知れば、今の腑抜けた日本人しか知らない若い人たちは新鮮に感じるのではないでしょうか?今の日本人は原田眞人の演ずる事業家「大村」の子孫ばかりだと思いますよ。

もっともこれだけ強いナショナリズムを「今見せる」ということは、別の意味を持つ可能性も否定できませんが。


有楽町マリオンに行ったついでに三越に寄ってみたら、先月ちょっと書いた英国メリーソート社の「製造実演販売」をやっている最中でした。
先月変なことを書いたので、私がCOLKIDですとも名乗れなくて(笑)、ただ写真を数枚撮らせてもらうだけでした。



この通りチーキーやパンキンヘッドがいっぱいです。
メリーソートのベアばかりでなくシュタイフのベアも売っていました。
でもメリーソートの副社長が目の前にいるのにシュタイフを買うわけにもねえ・・ハハ・・


イギリスから連れてきたおばさんたちが目の前でベアを作ってくれます。
古い壊れたベアをつれていくと修理もしてくれるんですよ。
これは興味深いですよね。


副社長のジョン・パークス氏もお元気で何よりです。
朝から晩まで笑顔でサインや握手に応じているのを見ると、タフだなあと感心します。
でも白人って日本人よりタフでよく働くんですよ。
肉を食っている民族にはかないません。


僕はというと、恐れ多くもメリーソートの副社長を前にして、メリーソートの商品を買わずに、こんな日本製のぬいぐるみを買ってしまいました。
当然奥さんに怒られました。
あいすいませんです。


そうそう、先日僕の誕生日と書きましたが、あのイチゴのケーキは近くのコージーコーナーで買ったものだったので、今日三越のGIOTTOでもう一度ケーキを買ってもらい、誕生日をやり直しました。
という訳でもう一回ケーキの写真を載せておきますね(爆)

2003年 12月5日(金)
師走です

12月になりました。師走です。

テロが本格化してきたため日本の航空会社の国際線のキャンセルが相次いでいると聞きました。
足利銀行の破綻で栃木県の企業の多くが影響を受けているのをひしひしと感じます。
その上空は地震雲でいっぱいです。

・・・とまあ暗い話題ばかりですので、ここらで明るい話題をひとつ・・・

実は12月2日は僕の41歳の誕生日でした!
ジャーン!!

・・・・シラーッ・・・

まあ、とにかく、誕生日のケーキの写真でもご覧ください(汗)


以前ベリンガーというドイツの会社のDSP8024というバカ安のデジタル・サウンド・プロセッサーを購入した話を書きました。
その機器を生かすために、わざわざAES/EBU出力付きのCDプレイヤー(ソニーCDR-W66)と同入力付きのパワード・スピーカー(ジェネレック2029B)を購入したのですが、どうもこのベリンガーは「はずれ」で、デジタル信号のままなのになぜかそれを通しただけで音が悪くなってしまう、という不思議な現象が現れました。
仕方がないので、本末転倒ですがベリンガーをラインから外して、ソニーのCDプレイヤーの出力を直接ジェネレックの入力に入れて使っていました。
安かろう悪かろうというやつですね(泣)

あれから数ヶ月しか経っていないのですが、デジタルの進歩というものは凄まじく、早くもDSP8024はベリンガーのラインから消え去り、最新の24ビット96kHzのデジタル・イコライザーが発売されました。
それがDEQ2496です!
価格はまたもバカ安!成田で買うと38,900円です。

・・・というわけで、性懲りもなく、またも買ってしまったのですね、これが(笑)


まだ買ったばかりで使いこなせていませんが、どうも今度は音は悪くなさそうです。
DSP8024を小型化し、音を良くして、操作性も少し良くした・・・そんな感じです。
とにかく機能が多すぎて、簡単には使いこなせません。
音をデジタル信号のままいくらでも加工できてしまうので、クリエイティブな能力が必要とされ、今までのように受動的な態度でいることを許してくれないのです。

いずれにしてもこの価格はまるで人を食ったような安さですね。
まともなオーディオ製品なら、同じ機能で数十万円になるでしょう。
おもちゃとして考えても十分遊べます。