2003年 10月28日(火)
熊串

最近タイヤ、ヘッドフォン、MDウォークマンと続け様に買い物をしていますが、物欲はまだまだとどまる所を知らず、他にもいくつか注文してしまいました。
何を買ったかは秘密(笑)
まだ「ぶつ」が届いていないので、到着したらレポートしようと思います。

我ながら良くない癖だとは思いますが、スピーカーを買おうと思ってしばらく頭金を貯めていたのに、ある程度の金額になるとくだらないものに使ってしまうんです。
もしかして「ある金額以上お金を貯められない男」なのでしょうか(笑)

資本主義の世界では国民がモノを買わないと社会が成り立たないんですよ。
情けない話ですが、資本主義は「物欲」を原動力にした主義です。
いわば僕はお国に奉仕する健全な国民なわけです・・・という言い訳が通るものかどうか・・・


日曜日にまたも日光に行ってきました。
今回行った目的は、まず何と言っても「旧金谷邸」の見学、次に紅葉の満喫、そして新しいタイヤの試し乗り・・・と続きます。

ところがいざ日光に到着してみたら、金谷邸は老朽化が進み、既に一般には公開していないことがわかりました。
これにはガックリきました。
金谷ホテルの利用者の方に公開しています、と書いてあったので、行けば見せてくれるものと思い込んでいたのです。
わざわざ朝4時台に起床してはるばる日光までやってきたというのに・・・
専門の管理人さんがおられるようなのですが、建物が古いので維持が難しく、見学はちょっと無理であるとのこと。

仕方がありませんね(泣)

メインイベントが空振りに終わってしまったので、当てが外れてしまい、少々困りました。
実は僕は紅葉に関しては正直どうでもよくて(笑)、紅葉の写真はろくに撮っていなかったのです。

だから申し訳ありませんが、今回はいい加減に撮った写真の羅列になります。
もっとも「いつもとどこが違うの?」と言われてしまいそうですが(笑)

今回の旅はちょっと目的を詰め込みすぎたかもしれません。
金谷邸の件は残念ですが、今回はこれで良しとしましょう。


HGさんの掲示板でmedicさんから日光の裏道を教えていただきました。

この時期日光はとにかく渋滞が凄いんです。
市内まではまだいいのですが、その先のいろは坂を通って中禅寺湖、戦場ヶ原に抜けるコースは悲劇的なくらい混みます。

medicさんの道は、大回りして裏山から戦場ヶ原に出る「山越えルート」で、奥深い山中の細い道を抜ける、紅葉の時期には最高のルートです。
手持ちの地図を見ると、冬季閉鎖で一部未舗装の悪路となっていますが、medicさんによれば、今は全線舗装されていて問題はないということでした。

具体的には日光市内で右に曲がって霧降高原道路の横の細い道を通って大笹牧場に出ます。栗山村から川俣温泉に向かい、温泉で左折して細い山王林道を通って戦場ヶ原に抜けるのです。
このコースだと「紅葉」と「タイヤのテスト」と両方を兼ねられる予感・・・(笑)


僕はあえて有料(930円)の霧降高原道路を通ってみました。
これが実に快適な道で、しかも途中には息を呑むような景観を味わえる場所があります。
恐怖を感じさせるような深い谷間を、向こうの山まで一直線に美しい橋がかかっているんです。
思わず奥さんと歓声を上げました。
皆、橋の途中で車を停めてカメラを持ち出して撮影しています。
空気は冷たくて風が強く、雲は眼下を通過していきます。
いやー、これを見ただけで来た価値があった。
でも冬は怖くて来れないだろうな・・・
この高さになると紅葉はすでにピークを過ぎた感じで、少々色褪せていますが、それでも見ごたえは十分です。


さらに進んでいくと、大笹牧場に出ます。
山奥に突然牧場が現れて、急斜面に白黒の牛がいっぱいいるので、ちょっと驚きます。
地面近くを雲の白い塊がスーッと移動していきます。ハイジの世界ですね。
地面が急なのでここで牛を追うのはさぞや大変でしょう。
車を降りて牛に近寄ってみたら、こちらをかなり意識している様子でしたが、おとなしくて攻撃性は無さそうでした。


紅葉の山道を進んでいくと、今度は川俣湖という湖に出ます。
山奥にあるひっそりとした神秘的な湖です。

湖にかかった橋の入り口にぽつんと一軒だけドライブインのような建物があります。
まだ朝早いので営業していませんでしたが、店の前でおばさんが何かを焼いて売っています。

見ると何と「熊串」と書いてあります。
熊肉の串焼き!?


「これは本当にクマの肉なんですか?」
「そう、ツキノワグマ。この辺にいるんだよ」
「ここまで降りてくるの?」
「いや、ここにはまず出ないけど・・・でも畑が荒らされることはあるみたいね」

クマの肉か・・・僕も熊の研究家と名乗る以上、一度くらい熊の肉を食べてみる必要はあるかも。
でも気持ち悪いなあ・・
虫がいたりしないのかな・・

「これいくらなんですか?」
「1本800円」
「じゃあ・・・1本ください」

おばさんはアルミホイルの包みから赤い肉の刺さった串を取り出すと、炭の上で焼き始めました。

「ここは雪は多いんですか?」
「ああ、多いね。真冬は営業しないよ」
「紅葉はピークを過ぎているみたいですね」
「先週が最高だったね。そのあと霜が降りてしまったので、もう葉っぱが枯れ始めているんだよ」

おばさんの横には中学生くらいの顔立ちの良い娘さんがいます。
おばさんがトイレの掃除をするように言ったら、堂々と「やだ」と言ってやろうとしません。
反抗期なのでしょうか?(笑)

こんな山奥にたった一軒だけの生活では反抗もしたくなるでしょう。
将来はここを飛び出して都会に行くに違いありません。

「この熊はやっぱりマタギが獲ったんですか?」
おばさんは吹き出しました。
「マタギ・・・マタギっていうよりただ趣味でやっているだけだね、あれは。本業はサラリーマンだよ」
おばさんはしばらく無言でいましたが
「マタギじゃ食っていけないからねえ・・」
とつぶやくように言いました。

もしかしてご主人のことを言っているのだろうか?なんて考えているうちに
「はい、焼けたよ。レアにしといからね」
「レ・・・・レア・・・!!!」

熊肉のレア・・・た・・食べたくないなあ・・・でも見ている前で捨てるわけにもいかないので、思い切って口に入れてみました。

「お・・・おいしいですね・・・(苦笑)」

いや、本当にまずくはないんですよ。
柔らかくて牛肉によく似た味ですが、わずかにレバーのような味が混ざります。
でも気持ち悪いことに違いはありません。
ウーン、ついに熊を食っちまったか・・・
(因みに牛肉の場合はレアが好きです)


そこでふと気が付いたのですが、このくらいの歳の女の子がいるということは、このおばさん、もしかして僕より年下なんじゃないだろうか?!

いろいろな人生があるものだなあ・・・


実は川俣湖を過ぎてもう少し行くと、もう一軒マタギの里と書いてある熊肉を食べさせるお店があります。
そこでは熊以外にも鹿やイノシシ、キジ、山椒魚、スズメ、岩魚、沢がに等、とにかくその辺にいるものを端から捕まえて焼いて食べさせています。

凄いのは「熊丼」というメニューがあることですが、さすがにこれを食べようという気にはなりませんでした(笑)

それにしてもこのお店も奥深い山中の一軒屋です。
ここで暮らすのはさぞや大変だろうな・・と思います。


さて、さらに山奥にある川俣温泉を左折して、細い山王林道に入ります。
こんな山奥にもひなびた温泉があるのですが、このあたりまで来ると温泉に入るためと言うより、むしろ自然を味わいに来るのでしょうね。
僕みたいに現代病の人間は、何もしない一日というのはかえって辛くてだめです(笑)
せめてノートパソコンがなければ・・・(笑)

山王林道は細いくねくね道で、対向車が無ければそれなりに楽しめる道なのですが、意外なほど対向車が多くて、常に先を読んで対向車とすれ違える幅の場所を意識しながら走らなければなりません。
だから運転に集中していてあまり景色を見る余裕がありませんでしたが、このあたりの紅葉はやはりおばさんが言うようにピークを過ぎて少しくすんでいるようでした。

山王林道の終点は急に開けて光徳牧場という牧場に出ます。
ここは戦場ヶ原のすぐ隣で、山登りの格好をした一団がここを基点に出発するようで、大勢の人で賑わっています。

ここで牛乳とアイスクリームを食べるところで山王林道の旅は終了です。

ここから先は戦場ヶ原、中禅寺湖とおなじみの観光地になり、渋滞の列に巻き込まれます。
でも朝早く出て10時ごろには到着してしまったので、下から続々と登ってくる一般の人とは逆のコースで日光市内に帰ることになり、それほどひどい渋滞には遭遇しませんでした。

中禅寺金谷ホテルでコーヒーを飲んで一休みしてから、いろは坂を下っていくわけです。

↑これは橋の上から山側を撮影。なんだか色が悪いですが、朝早かったので朝焼けの色で染まっているんです。橋の影が見えますね。
↑これは橋の上から下界を撮影。ちょっと怖いです。風で帽子が飛びそうになります。
↑突然現れる大笹牧場。急斜面に牛がいっぱいで、思わず笑ってしまいます。ここなら牛も筋肉が鍛えられておいしいミルクを出すかな?
↑近寄るとはにかんでみせる牛さん。なかなかいいやつでした。
↑山肌は紅葉した樹木で覆われていますが、イマイチ色が悪いです。
↑今年は冷夏のせいか鮮やかさに欠けるようですね。もっともGIFファイルにして色数が減ったこともあります。
↑山奥の静かな湖・川俣湖が見えてきました。水面が穏やかで神秘的です。
↑川俣湖のドライブインでこの看板が目に飛び込んできました! 熊串! 月のわぐま!
↑熊串を焼くおばさん・・・って写真で見ると案外若いですね。
↑炭火で焼かれる熊の肉。あ・・赤いです。
↑焼きあがった熊串のレア!まだ赤いところがある・・・(泣)
↑これはその先にある別のお店です。こちらは「熊どん」だそうです。勘弁してくれ・・・
↑熊を解体する写真まで飾ってあります。これを見ながら食べるんですか?熊は死んでも「よっ、元気?」のポーズ・・・怖いです(泣)
↑近くで見るときれいに紅葉している木もありますが、遠景だとイマイチですね。
↑時々赤く紅葉した木も混じります。もっとカラフルになってほしいところですね。
↑光徳牧場の建物です。CORRALとなっていますが、意味は「牛や馬を放しておくための柵で囲った場所」のことで「牧場」ではありません。「OK牧場の決闘」で間違って使われたのが原因になっています。
↑中禅寺湖まで「降りて」きました。このあたりになると「下界」という感じで、道は車で一杯、渡るのにも難儀します。空気も山より悪く感じます。
↑これは中禅寺湖畔のロッジで、金谷ホテルが昭和20年代のリゾートを再現したウッドデッキのあるクラシカルな建物です。さすが金谷ホテルです。
↑中禅寺湖まで来ると紅葉も真っ盛りの感じで悪くなかったです。あちこちでカメラマンが三脚を立てていました。でも数日でピークを過ぎてしまうでしょうね。




最後にタイヤのインプレッションです。

先日購入したミシュランスポーツを今回の小旅行で初めて試してみました。
前回は意外に乗り心地が良いと書きましたが、その印象は今でも変わっていません。
路面との「当り」がソフトで、不快なゴツゴツとした突き上げはほとんど感じません。
しかし剛性感は高く、マッチョな筋肉質の体を思わせます。
何と言うか、金属製の固いアームの表面を厚いラバーで覆って、何か物を掴むような感触です。

通常走行では荒れた路面のわだちにハンドルを取られる傾向が強めに出て、これでは少し疲れるかな?と思いました。
タイヤサイズを変えていないのに、わだちの影響を受けるように変化したということは、サイドウォールが硬めなのでしょうか?

ところが高速走行になるとイメージが一変し、前のタイヤでは不安定になる速度域でも安定しきって走ってしまいます。
国産車ではリミッターの働く領域でも、何事もないかのようにまったく不安を感じさせないので、速度の感覚が狂ってしまうほどで、さすがはヨーロッパのスポーツタイヤだと思いました。

グリップは明らかに上がっていて、滑り出すタイミングが以前のタイヤより遅いのですが、かと言ってこれ見よがしのグリップ感を誇るわけでもなく、最初に感じた「柔らかいのに剛性感がある」という感触を、どういうシチュエーションでも崩さずに涼しい顔で保っている、という感じですね。
2003年 10月23日(木)
MICHELIN

昨日はドイツ今日はフランスと連日ブランド名です(笑)
今日はエミールのタイヤを交換しました。

実は先日、日光いろは坂でエミールを運転中、大きくドリフトさせてしまうという事件がありました。
これはきっとタイヤが磨り減ったせいに違いないと思い、交換することにしたのです。
雨で路面が濡れているのに不用意にアクセルを踏んだお前が悪い、と言われそうですが(笑)、実のところそれほどムチャな運転をしたわけではなく、予期せぬタイミングで唐突にリアが滑ったため、少々慌てました。
明日ディーラーが車のコンピューターを診断してくれることになっていますが、原因はともかく、タイヤは前から交換したかったのです。


以前より銘柄はミシュランのパイロットスポーツにしようと決めていました。
幾人かのBMWチューナーより薦められたからです。
タイヤサイズはインチアップせずに225/45ZR17のままでいきます。
僕は程々に滑らせて走るのが好きなので、あまりグリップが良いのは駄目なんです。

で、ついでだからスタッドレスタイヤもいっしょに購入することにしました。
以前日記で書きましたが、昨シーズンY社のものを購入したら、たった3ヶ月で山が8割がた無くなってしまったのです。こんなの信じられますか(笑)?

スタッドレスも同じミシュランのドライスというタイヤにしました。
一度に8本も購入するのは初めてですが、そのかわり大幅に値引きしてもらいました。
性能的にはどこのメーカーのものが一番いいのかわかりませんが、やっぱりヨーロッパの車にはヨーロッパのタイヤを履かせたいという、その程度の理由で選択しました(笑)


右が夏用のミシュラン・パイロットスポーツ、左がスタッドレスのミシュラン・ドライスです。
パイロットスポーツは結構派手なパターンですね。現物を見るまで知りませんでした(笑)
ドライバーの腕が伴っていないと笑われそうです。

ドライスは例のミシュラン独特のギザギザのサイプがブロックに入っているやつです。
これが凝った構造で、ブロックの表面だけではなくて側面の切れ込みにもギザギザが入っているんです。
しばらく眺めていましたが、どうやって加工したのかわかりませんでした。

とても不思議なのは、この2本のタイヤ、どちらも同サイズ(225/45R17)なのですが、ご覧の通り、なぜかスタッドレスの方がかなり太いんです。
何で冬用の方が太いの??


ま、理由はよくわかりませんが、とにかく無事エミールにパイロットスポーツを履かせる事ができました。

まだ数キロしか走っていないので、履き心地に関してはよくわかりません。
しかし、ファーストインプレッションを書くならば、意外にも乗り心地が良い・・・!?
もっとゴツゴツした乗り心地を想像していたのですが、むしろ純正のタイヤ(これもミシュランのMVXというやつでした)より良いくらいです。
中立付近の感触も少々アバウトで、全体にソフトな印象が残ります。
ためしに滑らせてみましたが、スキール音とともになめらかに滑ります。
路面にくっつくような走りになるのではないかと危惧していたのですが、そういうタイプのタイヤではないようです。

もう少し走ってみないとわからないですね。
2003年 10月22日(水)
SENNHEISER

以前購入したソニーのMDウォークマンですが、久しぶりに使おうと思ったら、見事に壊れて動かなくなっていました。
これが有名なソニータイマーというやつですか?
今年買った業務用のCDレコーダーも最初から壊れていたし、最近のソニーの製品は本当に駄目ですね。
昔のソニー製品はこんなに悪くなかったんですよ。

仕方なくMDウォークマンは奥さんにあげちゃいました。自分で修理して使ってくれ、と言って。
いっしょにB&OのヘッドフォンA8も奥さんにあげました。
音はまあ気に入っていたのですが、形がどうしても耳に合わなくて嫌になっていたんです。
耳掛けにコードがやたら絡まるのも気に入らない原因でした(笑)
ああいうしゃれたデザインのものは大雑把な僕には大抵合わないんですよ(笑)


日曜日に秋葉原に行ってヘッドフォンを買ってきました。
試聴したらKOSSの製品が音が良かったのですが、ゼンハイザーのノイズガード付きのものが面白そうだったので、どんなものかと思ってそっちを買ってみたのです。

この製品は、最近流行っている「暗騒音を逆相成分の音を混ぜることで打ち消してくれる」ヘッドフォンですね。
「逆相の音を混ぜて邪魔な音を打ち消す」という発想自体はずいぶんと昔からあって、30年以上前に僕の父親が工場の騒音問題で困っていた時に試したのを覚えています。もっともその時は上手くいかなかったようですが・・・

で、早速聞いてみようと思ってMDといっしょにリュックに詰めてわくわくしながら電車に乗ったら、前述のようにソニーのMDが動かない!
がっかりしてふと電車の外を見たら、偶然駅前にヤマダ電機があるのが見えました。
そのまま電車を降りてヤマダ電機に直行、新しいMDウォークマンを買ってしまいました(笑)

今度は音が良いと評判のシャープの1ビットアンプ搭載のやつにしました。
店員が1ビットだから音が良いのだと言い張るんですよ。
オーディオ界ではシャープのデジタルアンプは音が悪くて有名なんですが(苦笑)

ヘッドフォンですが、写真にも写っていますがノイズガードシステム用の太い円柱が1本くっついています。これははっきり言って邪魔ですね(笑)その上これに単4の電池を2本入れるんですよ。
またシステムの都合上遮音を良くしなければならないので、密閉型(クローズド)になります。
僕は正直言ってオープンエアの音の方が好きです。

肝心のノイズガードの効果ですが、なるほどかなり明確に差が現れます。
スイッチをオンにすると、スッと辺りが静かになって、まるで別世界になります。
こりゃあ面白いや、と思って何度もスイッチのオンオフを繰り返してみました(笑)

オンにすると比較的低い周波数がスパッと消えます。
電車のガタンガタンという騒音が消しゴムで消したみたいに聞こえなくなります。
それでいて車内のアナウンスなんかはけっこう聞こえます。そういう風に作ってあるのでしょうね。
面白いもので、電車の走行音だけが無くなってしまうので、今度は足元から伝わってくるビリビリという振動が気になり出します。

オフにしてみると急にゴーゴーという騒音が音楽と混ざって聞こえてきて、うるさくて仕方がない。
今までこんな音を聞いていたのかとちょっと驚かされます。
これなら無理に音楽を鳴らさなくても、耳栓の代わりとして使えますね(笑)
また音楽を聞く時には音量が小さくて済むので、きっと耳にも良いでしょう。

特筆すべきは、密閉型の良いところで、音漏れがほとんどないことです。
かなりの音量で聞いてみても迷惑なシャカシャカ音がないので、ウォークマンには最適かもしれません。

こう書くと良いことばかりのように聞こえますが、ちゃんと悪いこともあります(笑)
オンにすると明らかに音が悪くなるんです。
音場を構築していた微妙な信号も打ち消されてしまうようで、全体にベタッとした表現に変わり、奥行き感が希薄になります。(ヘッドフォンで「奥行き」というのも変ではありますが・・・)
また高域が少しヒステリックになります。

何といっても元データをもろに加工しているわけですから、その影響が皆無ではないということです。
オンにすると音楽信号にも数dBの利得があって音量が変わってしまうので、オフの状態と直接の比較がしにくいようになっているのがミソですね(笑)

僕は、音が少々悪くなるとは言っても、トータルでメリットの方が大きいと判断しました。
これならしばらくは遊べそうです。
ただ「別世界」に入り込んでしまうので、ちょっと危険かもしれません。
妙に静かなので眠くなり、降りる駅を寝過ごしてしまう可能性もあります。

実は今朝、早速寝過ごしました(笑)

2003年 10月13日(月)
日光ケッコウ

突然ですが日帰りで日光に遊びに行ってきました。


なぜ日光なのかと言われても困るのですが(笑)、そろそろ紅葉が始まっているのではないか、という期待があったのと、以前から時折日記に書いているイギリスの旅行家イザベラ・バード女史に関する資料が金谷ホテルにあるという話を聞いたので、ちょっと行ってみようかという気になったのです。

日光は東京から比較的近くて、高速を飛ばせばあっという間なんですよ。1時間半もあれば着いちゃいます。ファラーリF40なら30分かな?(うそうそ・笑)


でも残念ながら紅葉の方は、この通りまだまだでした。
ちょびっと赤いのや黄色いのが混ざった程度ですね。

奥日光まで行けばちょうど見頃だという話なのですが、何しろこの辺りは紅葉の時期は馬鹿みたいに混むんですよ。
延々と続く車の列。
奥日光を目指して途中まで行ってみたのですが、中禅寺湖のあたりで嫌になってUターンして日光に戻ってきました(笑)




まずはイザベラ・バードです。
日光の金谷ホテルと言えば、日本最古のホテルであり、その歴史と伝統のすばらしさは皆さんご存知のことと思います。(知らない?・笑)

僕も栃木県とは何かと縁があることもあり、金谷ホテルのことはよく知っておりましたが、イザベラ・バード女史の「日本奥地紀行」(高梨健吉訳・平凡社刊)を読んでいたら、まだホテルが作られる前の「金谷家」にバードが宿泊するシーンが出てくるんです。
これはきっとあの金谷ホテルの金谷さんだな、と思った僕は、その場面を特に興味深く読みました。


バードは「金谷さん」のことを「たいへん知性的な人物」であると評しており、その家族も上品で優雅であると表現しています。
面白いのは金谷さんが外国人相手のホテルを建てたがっており、そのためのお金が足りないのだと嘆くシーンがあることです。

バードの記録は風景や建物のことばかりでなく、人物や風習に関しても実に細かく記述されており、読んでいると当時の様子が生き生きと蘇ります。
これは金谷ホテルにとっても貴重で重要な資料であるようで、現在の金谷ホテルの入り口正面のフロントにはバードの大きな写真が飾られていました。

ところで、実際にバードが当時宿泊した「金谷家」の建物が、ホテルから少し離れたところにまだ残っています。

<こちらが残されている現在の旧金谷家

こちらはバードのスケッチの金谷家>

驚くべきことに、バードのスケッチそのままの姿で残されているのです。
ちょっと感動的ですらありました。
(現在は老朽化が進み、内部の見学はできないそうです)
「日本奥地紀行」の中にはこの建物の内部の造りも詳細に記述されています。


さて、こちらが金谷ホテルです。

バードの宿泊した後に作られたとは言っても、なにしろ歴史が130年もある日本最古のホテルであり、しかも当時の状態を維持しているわけですから、建物はとても古いです。
天井の一部は中央が落ちていますし、窓枠の下には隙間があってそこから外の景色が見えたりします(笑) 何だか冬は寒そうです。

でも伝統とはそういうもので、むしろ最新式のホテルが妙に軽々しいものに見えてきます。
だからこそ皇室等のそうそうたるメンバーがここに宿泊するのですね。
ここは伝統と古さを楽しむホテルと言えるでしょう。


そうは言っても場所は観光地の日光ですから、近寄り難いほどの高級ホテルというわけではありません。
宿泊料金も程々で、普通に宿泊できる金額です。

ロビーにはホテルの歴史を物語る品々や写真、記録が展示されていました。
宿泊客の記録を見ると、皇室や各国の政治的要人以外にも、ヘレン・ケラー、リンドバーグ、アインシュタイン・・・といったそうそうたる顔ぶれが並びます。


実は金谷ホテルは食事が素晴らしいことでも有名です。
今回はあらかじめ昼食の予約を入れておいたら、窓際の景色の良い素晴らしいテーブルを取っておいてくれました。

料理は申し分のないもので、細部まで実に神経の行き届いた素晴らしいものでした。かなり満足しました。
伝統というものはこういうところに生きるものなのでしょうね。

2階のレストランは中央が大きなホールになっており、その古典的な雰囲気は歴史的な優雅さを感じさせるもので、思わずため息をつきました。


金谷ホテルで気になるのは、丘の上に建っているので門に至るまでの坂道が異様に急角度であることです。
エミールで登っていったら、雨で濡れていたこともあり、途中で後輪がホイルスピンしました。
見ていたら宅配便のトラックが登っている最中に一時的に動かなくなり、後輪が白煙を上げながら空転していました。
ドライバーは慣れているのでしょう、そのまま踏ん張って何とか登っていきましたが、今の季節ならまだしも冬季はいったいどうなってしまうのでしょう?

町の人にそのことを聞いたら、登りはまだ何とかなるのですが、凍っていると下りがねえ・・・という話でした。
僕は冬に行く自信がありません。あれは何とかならないものなのでしょうか?





さて、日光と言えば何と言っても東照宮ですね。

よく「日光を見るまで結構と言うな」と言いますが、これは昔から言われていたようで、バードの本にまで「私はすでに日光に九日も滞在したのだから、「結構!」という言葉を使う資格がある」という記述が出てきます(笑)


前述のバードの本の中で、東照宮を見たバードがその建築の素晴らしさに感嘆するシーンが出てきます。
それは当然のことでしょう。
それまで見てきた日本の庶民の生活が、おしなべて貧困に喘いでおり単調でモノトーン的であったのに対し、この強い色彩に彩られた完成度の高い建築をいきなり見せられたら、強烈なコントラストにショックを受けること請け合いです。

バードは実に綿密に東照宮の建物の様子や歴史を記録しており、それは正確には明治初期の東照宮の様子に他ならないのですが、それにしても建築物の飾りのサイズまで描写している様は、立派な「東照宮ガイドブック」であり、読んでから東照宮に行くと参考になるほどです(笑)


東照宮の建築物は基本的には赤い色を貴重としており、それに金や黒、緑といった強烈な色の装飾物を加えたデザインは、何か異質なものを見るような気分になり、特に京都などの建築物のセンスとは大幅に異なります。
これは関東育ちの僕にとっても違和感のあるものです。

バードは次のように記述しています。
「社殿の美しさは、西洋美術のあらゆる規則を度外視したもので、人を美のとりこにする。そして今まで知られていない形態と色彩の配合の美しさを認めないわけにはゆかない」

   

左が有名な「見ざる・言わざる・聞かざる」の「三猿」で、右が「眠猫」です。
どちらも重要文化財ですが、マンガチックですよね(笑)

僕の前にいたどこかの子供が、この猫のことを見て「いつも寝ているの?」と母親に聞いていました。それを見て思わず吹き出してしまったのですが、それにしてもなぜ寝った猫が守り神なのでしょう?

実はこの猫の下をくぐると、その後、丘の上にある家康公の宝塔まで200段からなる長い石段をフーフー言いながら登っていかなければならないのですが、汗まみれになりながら必死になって登っていく滑稽な人間の姿と、一方でのほほんと眠っている猫の彫刻を見比べると、案外皮肉な意味合いが込められているのではないかと思えてきました(笑)

ところで写真撮影禁止なので撮りませんでしたが、「鳴竜」と呼ばれる音が共鳴する有名な部屋があるのはご存知ですよね。
昔は見物客がひとりひとり拍手で反響を確かめられたのですが、それでは時間がかかり過ぎるので、今は一堂に集められて一通り説明を聞かされてから、お坊さんが拍子木をカツーンとたたく音を聞くようになっています。

これは天井と床との間の共振音だという話なのですが、よく見ると床には大勢の見物客がぎっしり詰まっているので、そう盛大にフラッターエコーが生じるとは思えません。
またキーンと響く共鳴音の中にシャリシャリと物質が共振するような音が混じるので、これは何か仕掛けが陰に隠されているのではないか?と思いました。
オーディオマニアの方にはおすすめです(笑)


今回日光東照宮を見学してみて、何のかのと言ってもやはり見応えがあるなと感じました。施設も大きくて見学にはたっぷり1日を要します。

何かと入場料を取られるのには少々閉口しましたが、これはどこに行っても同じなのかな?奥さんによれば京都より入場料が安くて素朴な面が残っているという話です。

修学旅行もディズニーランドなど止めて日光東照宮を復活させてはどうかとも思いましたが、案外東照宮という場所は大人向けの施設なのかも知れません。

旧金谷家の見学も含めて、もう一度時間を取って行ってみたい旅行でした。
2003年 10月5日(日)
S.W.A.T.

今日駅の構内を歩いていたら、またもリュックの安売りを発見しました。
何と1,000円です!
あまりに安いので、また買ってしまいました(笑)

これが1,000円のリュックサックです。
ポケットがいっぱい付いていてとても立派です。
中国あたりから2〜300円で入ってくるのかな?
これをみると昨日の1,900円のリュックが実は高かったのではないか?という気がしてきますが、やっぱり高い方が作りがしっかりしていますね。
僕が普段使っているLLビーンのリュックはたしか7千円くらいしたはずですが、これなんか最高級品と言っていいでしょう(笑)



今日は「S.W.A.T.」を見てきました。
予告編で見た時に何だかつまらなそうな印象を受けたので、見に行く気は全くなかったのですが、シンさんが思ったより面白いと教えてくださったので、それならと今日隣町の映画館に見に行ってきたのです。

この映画は70年代のTVドラマを原作としています。S.W.A.T.とはスペシャル・ウエポンズ・アンド・タクティクスの略で、要するに特殊部隊のことですね。

このことをネット上で公にするのはまずいのですが、実は僕は以前「特殊部隊」に属していたことがあり、この映画で描かれているような特殊な訓練を一通り受けています。

と言うのは大嘘で、実はサバイバル・ゲームの室内戦専門のチームに入れてもらったことがあるだけなのですが・・・(笑)
当時はこういう黒づくめの格好で戦うチームは珍しくて、何をするのかも知らないで入隊してしまったのです。それどころかサバイバル・ゲーム自体が僕にとっては未知のもので、普段の僕とはかけ離れた世界のものだったのですが、たまにはこういう荒っぽい体験も面白いだろうと思って気楽に参加してしまったのです。

ところがそれがかなり本格的なチームで、遊びと言うより文字通り「訓練」であり、実際に現役のプロの方々に直接指導していただくという貴重な体験をしました。
真夏に何回も室内への突入訓練をやり、ロープで2階から吊り下がりながらエアガンを抜いて標的を撃ったり・・・僕は何でこんなことをしているのだろう?と思いながら(笑)
この映画でも射撃場での訓練シーンが出てきますが、あれは僕の得意な種目でした(笑)

ま、その「過去の体験」はともかく(笑)、そういう目でこの映画の特殊部隊の描き方を見ると、まあまあ良い線いっていると思います。サブマシンガンのMP5やシュアファイヤー付きのガバのクローンの拳銃といい、装備類もしっかりしています。
ただし実戦では隊員達は命がけですから、もっと機敏にスパッと動くだろうと思います。こればかりはいくら訓練したと言っても普通の俳優さん達なのだから仕方がないですね。もちろん僕にもそんな動きは到底できません。

肝心の映画の内容ですが、とにかく「アクション映画」に徹しており、ジメジメしたドラマをほとんど入れずに体育会系のノリで押しまくります。そこにかえって好感が持てて、なかなか面白い映画だという印象が残りました。

ただしそういう映画ですから、ストーリーはあまり記憶に残っていません。とにかく善悪が明確に分かれており、最初から最後までドンパチのやりっ放しという単純で分かりやすい作品です。
シナリオ上ムチャな設定があっても、そこはノリの良さでカバーしており、あまり不自然には感じませんでしたし、展開もリズミカルで引き締まった印象を与えます。
俳優陣の出来もほどほどで、敵役のオリヴィエ・マルティネスという人がなかなか良かったです。

この映画は何よりも特殊部隊の黒づくめの「カッコよさ」がすべてであり、ウチの奥さんでさえ「あんな黒い格好でバリバリって撃ったらおもしろいでしょうね」と言うくらいですから、サバゲの世界ではこれをキッカケに室内戦のブームが来るかもしれません。メーカーも一儲けできるんじゃないですか?(笑)

因みに昔取ったきねづかで、僕、この装備一式持っているんですよね・・・(笑)

2003年 10月3日(金)
リュックサック

今日、知り合いに会ったら、今朝から耳の調子がおかしくて、聞こえ難いんだと言っていました。

この数日でそういう症状の人が急増しているんですよね、ある理由で(笑)
耳鼻科に来院する人が大勢いるそうです。
僕は世の中にこんなに超能力者がいっぱいいるとは知りませんでした(笑)

でも本人は地震の噂のことをぜんぜん知りませんでした。
そのことを話したら、実は彼は昔から地震予知ができるんだそうで、地震の前の日に突然原因のわからない胸騒ぎに襲われるんだそうです。
今日はまだ襲われていないので、多分大丈夫だろうと言っていました。
もし襲われたら教えてください、と頼んでおきました。


奥さんが安売りしているリュックサックを買ってきました。
緊急時に持って逃げられるように、いろいろなものを詰めておくためです。

で、昨晩乾パンとかラジオとかを入れていたのですが、ふと気付くと、縫い付けてあるラベルが不思議な方向を向いています。
これってこの方向でいいのだろうか?安いくせにずいぶん大胆というか洒落ているというか・・・
でもリュックを横にしてみたり倒してみたりしてみましたが、どうにもしっくりきません。

今日もう一度お店に行って安売りコーナーに山のように積まれた同型のリュックのラベルを調べてみたところ、すべて我家のものとは「反対の方向」を向いて縫い付けられていたそうです(笑)
お店の人に言ったら、取り替えますので持ってきて下さい、と慌てていたそうですが・・・

まあいいでしょう。
何しろ1,900円なんですから(笑)