2003年 6月29日(日)

映画「ミニミニ大作戦」を観てきました。
観た人が皆、口々に褒めているので、どんなものかと思って・・・
実際なかなか面白い映画でした。

基本的にはB級作品なのですが、期待以上に楽しめました。
皆そろそろCGに飽きてきたんでしょうね、こういう実写作品を評価するということは。
もう少しストーリーにひねりを加えて、さらにMINIの活躍をもっと劇的にすれば、これは第一級の作品になると思います。

映画の中では運転が非常に上手い人がMINIを運転していて、「おおっ」と驚いてしまいます。
実は奥さんがMINIを欲しがっているので、火に油を注ぐのではないかと心配したのですが、何のことはない、観終わったら僕のほうがMINIを欲しくなっていました(笑)
クーパーSのMTモデルを買って、純正のチューニングキットを組み込んで、ああいう風に街中をグイグイ走ったら・・・なんて妄想を抱いてしまいました(笑)
映画を観ていても感じますが、ボディの大きな車は動きにマスが付いてしまって駄目ですね。

奥さんの評価は
「ブルーのMINIもいい」
だそうです(笑)


以前「国産車で気になるのはどの車か」ということを書いたことがあります。
あの時はニッサン・スカイライン(4ドア)とトヨタ・ビッツを挙げました。
あれから少し時間が経っているので、「今 気になる国産車」をもう一度挙げてみようと思います。
もっともこれは僕の勝手な意見なので、メーカーにとっては「余計なお世話」かもしれませんが・・・(笑)

そうそう、最近あるサイトで版権の問題を目の当たりにしたので、一応断っておこうと思います。
上の写真は「ミニミニ大作戦」の映画のパンフレットの表紙を勝手に使わせていただきました。
またこれから載せる写真は、各社の車のカタログからスキャンさせていただきました。
決して営利目的ではないので、お許し願いたいと思います。


まずまたもニッサン・スカイラインなのですが、現在は2ドアモデルも出て、旧来のスカイライン・ファンからも支持されそうなカッコいいボディが加わっています。

実は僕は4ドアモデルの都会的なデザインの方が好きで、2ドアのデザインはより「わかりやすいデザイン」であるように感じています。
でも単純に「性能がいい」というだけの理由で、もし国産車を買うならスカイラインを選ぶでしょうね。
何と言っても後輪駆動だし。

欠点としては相変わらずインテリアデザインの貧弱さでしょうか。
あれを見てしまうと、ちょっと購買意欲が減退します。
同じニッサンのプリメーラの内装はデザインも質感もいいので、せめてあのくらいのものにならないかなと思います。


次にトヨタのMR−Sを挙げたいです。
これは安くていい車だと思うのですが、ぜんぜん売れていないようですね。
何故でしょう?スポーツカーそのものが若者から見放されてしまったからでしょうか?

MR−Sはもともと安価な車なのになぜかポルシェ・ボクスターを意識してしまうところが、さらに貧乏臭くなって嫌な点です(笑)
今となれば独特の「たたずまい」を持っているように思えるし、これはこれで立派なライトウェイトスポーツなのですが、多分開発側にも当初から「プアマンズ・ポルシェ」であることを意識したところがあったのでしょうね。
こちらもカタログを見ていると、思わずシルバーのボディに・・・なんてポルシェを意識した選択を考えてしまいます(笑)
ま、実際に選ぶとしたら淡いブルーとかイエローのボディがいいかな?

スカイラインもそうなのですが、オプションでサスやマフラーなどのチューニングキットが選べるのがいいですね。ちゃんとメーカーが保証してくれるし、多分装着によってバランス的に破綻をきたすこともないでしょう。

ただこの車もインテリアデザインには首をひねってしまいます。


次は再度ニッサンのティアナを挙げます。
この車は何と言っても内装が「売り」なので、そちらの写真も載せておきましょう。


モダンリビングを意識したという内装は、本当に今までにないモダンな印象を受けるすばらしいものです。
シフトゲートの辺りもご覧の通り木目調パネルが幅広くあしらわれていて新鮮な印象を受けますが、インパネにも幅広い木目部分があって、なかなか目新しいです。しかもそれが妙に「豪華」になっていないところがいいですね。

ところがよく見たらこの車、FFなんですね。
てっきりスカイラインのシャシを流用して作ったと思い込んでいたので、きっとすごい走行性能なのだろうと思っていたのですが、FFでこの巨体となるとあまり期待できないですね(笑)

この車は非常にセンスのいい「ファミリーカー」です。
要するに僕みたいな人間が買う車ではないわけです(笑)

でもカタログを見ていると「この車、ちょっといいな・・・」とは思います。


あとミツビシ・コルトも挙げておきたいです。
僕は小さい車が大好きで、このコルトには最初から注目していました。
ところが誰もこの車を褒めないので、ちょっと自信がぐらついていました(笑)

エクステリアは悪くないと思いますし、それ以上にインテリアが相当いいんです。
色は最近発売されたイエローがいいですね。ブルドッグをつれたコマーシャルで女の子が運転しているやつです。

「まじめ、まじめ、まじめ」なんて言って宣伝しているので、「不真面目」な僕が買うことはまずあり得ないのですが(笑)、それでも街中できれいな女の子が運転していたりすると、「おっ」と思ってしまいます。
もっともきれいな女の子なら何運転していても「おっ」と思うのかな(笑)

下にインテリアの写真も載せておきます。
なかなかいいでしょう?


さて、国産車についていろいろと勝手な事を書きましたが、ここにきてちょっとショッキングなドイツ車が発売されました。
BMWのZ4です。

写真を見てデザインは知っていましたし、ちょっとエグいかな?なんて思っていたのですが、実車を目の当たりにしたら、なんだこれは!めちゃくちゃカッコいいではないですか!
僕はいっぱつでノックアウトを食らってしまいました。
これなら何年か我慢してお金を貯めてでも、国産車よりこちらを買った方がいいです(笑)

MINIの出来がすごく良くて、乗った人が「3シリーズ並みの出来だ」なんて褒めちぎるものですから、僕は内心穏やかではありませんでした。
だって今まで運転してみて3シリーズよりいいと感じた車なんて無かったわけですし、BMWにしたってそんなにいい車を作ってしまったら、この後どうするのだろう?と思っていたのです。

そうしたら、今度のZ4の出来です。
どうやら次の3シリーズはさらに良くなって凄い車になって登場する、という図式が見えてきました。

以下にMSNの自動車評ページのURLを載せておくので、Z4の写真はそちらでご覧ください。
特にインテリアに注目!ですね。

http://www.carview.co.jp/magazine/special/z4/on_off/default.asp

2003年 6月22日(日)
のどが痛いです

夏風邪をひいたみたいで、のどが痛くて頭も重いです。

それなのに今日デパートに出かけたら、人ごみに酔ってさらに悪化してしまいました。
日本橋の三越は古くて天井が低いのが嫌ですね。

その後銀座のプランタンに出かけ、下の写真の「冷凍パン」を買いました。
これすごく美味しいんです。
よくヨーロッパに行くと、現地のパンが美味しいのに驚くでしょう。
パンの歴史が違うから当然なのでしょうが、日本の美味しいと言われるパンはたいていバターやミルクが多いだけであの味が出ていません。
多分小麦粉そのものからして違うのでしょう。
この「冷凍パン」はあのヨーロッパの味が楽しめます。

プランタン銀座は変わった食材が豊富なので、ウチの奥さんのお気に入りです。
天井も高いし(笑)


NHKの大河ドラマの宮本武蔵の視聴率が悪いと聞きました。
僕もたまにしか見ません。と言うか大河ドラマ自体をあまり見ないのですが・・・

昔は家族そろって見ていたんですがね。見ていたのは「花神」くらいまでかな?
「樅の木は残った」なんかは最終回が記憶に強く残っています。

それはともかく、「武蔵」は何となく見る気にならない番組です。
しかも先週は過去の出来事の回想シーンだけの「繋ぎ」の回だったでしょう。
ああいうことをするとさらに視聴率は下がります(笑)

なぜ自分が見る気にならないのか、その理由を考えてみたら以下のようになりました。

・内容が暗い
・演技が大袈裟で白ける
・殺陣が下手すぎる(あれだけ人を切っている人なら、わめきながら剣を振り回したりしません)
・モリコーネの音楽がイマイチ(他の作品と酷似しており本気で作曲しているとは思えません)
・原作が小説のためか、どこかマンガチックな印象が否めない
・武蔵の俳優の顔がイメージより良すぎてリアリティがない(ウチの奥さんの意見)

何よりも、己が強くなるために次から次へと殺しまくる、というストーリー自体が、すでに今の感覚からずれているのではないでしょうか。
さんざん人の命を奪ってから剣の道の無常さをひとり悟ったところで、殺された方はたまったものではないし、ずいぶん身勝手な話だと思うのですが・・・

僕の父親にそう言ったところ、それは違うと否定されました。
武蔵の「五輪書」は剣道界では世界的に研究の対象となっているもので、あの時代に「殺人」と「活人」を体系付けてまとめたということは、それはそれは大変なことなのだそうです。
ただし、あの番組の制作者がその深みまで理解しているかどうかは疑問であると言っています。

そういえば武蔵で思い出した話があります。

剣道で二刀流の大家の先生(故人)がおられ、僕の父親とは古くからの剣道仲間だったのですが、ある日父がその先生の剣の「弱点」に気付き、稽古の最中そこを「いやと言うほど」ついたようなのです。

その日はお互い無言で終わったのですが、それから10数年後、ある剣道の大会の会場で再会した時、こちらを見付けるなり、その先生が目を輝かして「○○君、ひとつ稽古をつけよう!」と近寄ってこられました。

で、久しぶりに稽古を始めたのですが、何とその弱点が実に見事に克服されており、かなり手こずったというのです。

10数年間かけてこの日のために弱点を克服したのでしょうか。
剣の道とはこういう人たちで構成されているんです。
とても僕にはできません(笑)

2003年 6月19日(木)

最近ちょっとオカルトっぽいグッズを紹介しました。
こういうグッズの事を端から信じない方も多いので、読まれても「アホらしい」と感じた方もおられたと思います。

で、今日書こうとしている事は、それに輪をかけて「それ系」のお話なのであります(笑)
あまりこういう事ばかり書くと僕の人格まで疑われ兼ねないと思い、どうしようか悩んだのですが、そうは言っても実際に目の前で起きたことなので、やっぱりそのまま書くことにします。

事実をありのままに書くよう努力いたしますが(僕にそんなことが可能か!?)、信じてくださらなくて結構ですので、皆様、軽い気持ちでお読みください(笑)


既にご存知の通り、週末に奥さんの実家に遊びに行ってきました。

そこは山間部にあって、人間の生活空間に半分くらい「自然」がはみ出てきてるような場所で、寝静まった夜などは暗闇に何が潜んでいるのかわからず、都会育ちの僕など怖くて家の周りを歩き回ることもできません。

山の中には未だ人間の侵入を許さない神聖な場所も残っているようで、義父に聞いた話では、ここに長年住んでいても「どうしても行きたくない」場所があるんだそうです。
「どうしてですか?」と聞いても「どうも気味が悪くて・・・」と答えるだけで、具体的な理由を教えてくれないのです。知らない方が身のためなのでしょうか?(笑)


さて奥さんの実家はとても大きな家で、襖で区切られた和室が横に何部屋もつながっています。
どの部屋で寝てもかまわないのですが、今回は一番奥の8畳間に決めました。

その部屋は鴨居の上に亡くなられたご先祖様の写真がいっぱい飾られています。
僕はその見下ろすような視線が気になって、少し嫌な予感もしたのですが、奥さんは自分をかわいがってくれた祖父母の写真なので気にしている様子はぜんぜんありません。


布団を敷いて僕が本を読みながら寝ころがっていると、天井裏でコトコトと音がしはじめました。
はて?ネズミだろうか?
「この部屋の真上には2階の部屋があるの?」
僕が聞いてみると、眠りかけていた奥さんは「何もないわ」と答えただけで、そのまま眠りについて静かになってしまいました。

そのうち、まるでこちらの注意をひくように天井裏のあちこちでコトコト、コトコトと音がし出しました。
いわゆる「家鳴り」の音とは違って、明らかに「誰か」が意図的に出している音なのですが、それにしてもずいぶん盛大に鳴らすものです。

僕は本を読みながらも、内心気になって仕方ありません。
しかも読んでいるその本が「羆嵐」ですから(笑)

やがてその音が不自然なくらいピタッと鳴り止みました。
ちょっと不気味な沈黙。

すると今度は部屋の中で「ピキッ」という聞きなれない音がしました。
まるで乾いた木の棒を折るような音です。

思わずそちらを見てみると、押入れの前方の「何もない空間」で、もう一度ピキッ!と鳴りました。
と思ったら今度は反対側の空中の高いところでピキッ!
驚いてそちらを向くと再度押入れの手前でピキッ!

2箇所で呼応するように交互に鳴り出しました。
ははあ・・・これが噂に聞く「ラップ音」というやつだな。
僕はその度に大げさに頭を動かすのをやめて、何食わぬ顔で本を読んでいるふりをすることにしました。

多分奥さんのことをかわいがっていたおばあさんかおじいさんの仕業です。
孫娘の婿さんが遊びに来たと言うので喜んでいるのでしょう。
身内だと思うと、不思議に怖さは感じないものですね。
奥さんの方を見てみると、そんなこととは露知らず、グッスリ眠ってしまっています。

ラップ音はまだまだ続き、片方がピキピキッ!と連続して鳴ると、反対側もそれに答えるようにピキピキッ!と鳴ってみせます。
のってくると2つの音の間隔がリズミカルに変化します。
まるでジャズの掛け合いみたいで、思わず吹き出しそうになりました。

僕はオーディオマニアとしての耳で、この音を分析的に聞いてみました。
音は空中の何もない(何も見えない?)ところに実に明確に定位しています。
音像は極小でピンポイント、自然界では通常体験できないような定位の強調感があり、とても「この世のものとは思えません」 
こういう特殊な定位感の音はジェネレックのスピーカーじゃないと出ないでしょう。
音量は小さいのですが、とてもクリアでよく通る音です。

僕はオーディオマニアの皆さんに言いたいですね。これがホントの「幽体離脱」だと(笑)

奥さんのおばあさんは生前よく言っていたそうです。
「お化けなんて怖くも何ともないよ。お化けなんて相手にしなければ何も出来ないんだから。この世で本当に怖いのは頭の狂った人間だけだよ」

2003年 6月18日(水)
那須テディベアミュージアム

ま、表題の通りです(笑)

日曜日に栃木に行った時に、テディベアミュージアムに行ってきました。
あまり書くことはないので、今回は写真中心でいきましょう(笑)




実はここには過去に何回も来た事があって、今回で多分5、6回目くらいだと思います。

何度も来たくなるほど「おもしろい場所」というわけではなくて(すいません・笑)、今回はミュージアムのショップで買いたいものがあったので立ち寄ったのです。
ショップに入るだけなら入場料の千円を払わなくても良かったのですが、久しぶりに来たのでちゃんとミュージアムの方も見物することにしました。偉いでしょ(笑)




ここには何十年か前のボロボロになったアンティークのベアと、「アーティストベア」と呼ばれる現代のテディベア作家たちによる緻密な造りの作品が飾られています。

僕の興味はほとんどアンティーク・ベアの方に集中していて、そればかり見てきました。
どうも男性のベア・コレクターはそういう嗜好を持つ人が多いようです。




とはいえミュージアムのメインの展示物はアーティストベアの方です。
女性のお客さんをターゲットにしているんですね。

僕は本当は「戦争博物館」に行きたいのですが(笑)、奥さんの強烈な反対があって、近寄ることさえ許してもらえません。




お目当てのものはショップになく、代わりに下のぬいぐるみを買いました。
このぬいぐるみは僕も奥さんも見た瞬間に気に入ったんです。
最近は夫婦で好みが似てきたようです(笑)




そうそう、ミュージアムの1階にあるレストランでケーキを食べたらけっこう美味しかったです。
お値段の方もかなりよかったようですが・・・


2003年 6月16日(月)
父の日

父の日だったのでプレゼントを持って栃木の別荘(というか奥さんの実家)に行ってきました。
山奥の自然の中で、のんびりとした1日を過ごしました。


日曜日の朝、例によってニワトリのけたたましい鳴き声で目が覚めたのですが、朝食をとる前にブラリとひとりで散歩にでかけました。
持って行ったのは60ミリのマクロレンズをつけたD100のみ。
いつもなら汎用性を考えてズームレンズにするのですが、今日はこのマクロレンズで撮れるもののみを撮ってみようと思ったのです。
そういう余裕のあるゆったりとした朝だったのですね。

クマが出るような場所なら、こんなにのんびりしてはいられないのでしょうが、ここだと出てもせいぜいイノシシくらいです。

細い坂道をトボトボと歩いて小さな裏山を登っていくと、頂上にある林の中の広場に出ます。
山の頂上の誰もいない静かな広場は、平たい場所で育った僕には不思議な場所です。
数羽のカラスが予期せぬ侵入者に驚き、声を荒げながら上空を旋回しています。

人間はいませんが、生き物の営みは豊富で、虫たちがブンブンと飛び交っています。
僕はD100で虫のアップの写真を何枚か撮りました。
この林の隅のほうには、奥さんのかわいがっていたシベリアンハスキーのお墓もあるんです。
夜中にはイノシシたちの集会場になっているのかもしれませんね。


山を下ると今度は田んぼのあぜ道を歩いてみました。
足元から驚いたカエルが次々と水の中に飛び込んでいきます。
僕はぬかるんだあぜを抜けて、田んぼの横を走る用水路を覗いてみました。
僕が期待していたのは、そこに生息しているはずのイモリです。
しばらく用水に沿って歩いていくと、水底をゆっくりと移動しいているイモリをみつけました。
あれっ、よく見るとあちこちにいますね。
僕はイモリが大好きなので、ここはまるで天国のようです。


家に帰って朝食をとったのですが、田んぼのぬかるみを歩いたので、靴がドロドロになって濡れてしまいました。
仕方がないので、食後は近くのストアに代わりの安い靴を買いに出かけました。
近くと言っても十数キロ離れているんですが(笑)

で、その時おかしなことがおきました。
エミールに乗って走り始めたのですが、どういうわけか運転がしっくりこないんです。
舗装されたきれいな道路をエミールで豪快にふっ飛ばせば、本来なら最高の気分が味わえるはずなのに、今日は何かちぐはぐでうまくいきません。

ダンピングの効いた硬めの足回りが、今日はうっとうしく感じられ、パワーがありすぎてスピードが出てしまうことを不快に感じたりします。
こんなはずではないのに、体が車の動きについていかないんです。

どうやらあまりにゆったりとした時間を過ごしたために、車の性能と自分のリズムが合わなくなってしまったようです。

僕は運転しながら考えました。
もしこの場所でこんなに贅沢な暮らしをずっと続けられるとしたら、エミールみたいな車を買うことはないのではないかと・・・
この車は、都会のビジネスマンのようにもっとカリカリした生活を送っている人のリズムに合わせて作ってあるのです。

もちろん実際に住んでみれば大変なことがいっぱいあるでしょうし、自分が毎日遊んで暮らせるような大金持ちでないことは十分承知しているのですが、もしここでのんびり暮らせるとしたら、自分はどんな車を選ぶだろう?・・・・そんなことをあれこれと想像してみるのは、なかなか楽しいですね。

結局午後になってワインディングロードを目いっぱいの速度で走ってみるまで、その日は運転のリズムを取り戻せませんでした。

2003年 6月16日(月)
例のアイテムの効果

先日書いた電磁波遮断アイテム「ギメル」ですが、エミールのインパネに取り付けて長距離を走ってみました。
その結果、驚くべきことですが、どうも「効果」があったようです。


僕はいまだに半信半疑なのですが、ウチの奥さんは今までになく快適にドライブできたとえらく喜んでおり、この得体の知れないアイテムを相当気に入ってしまったようで、自分の母親にも買ってやりたいなどと申しております。

実は5月に横浜でチューニングした日、その帰りのドライブから車酔いが始まったのだそうで、最初は中華街で何か悪いものでも食べたのかと思ったらしいのですが、その日以降、僕の車の助手席に座るたびに見事に酔うようになってしまったのだそうです。

昨日は奥さんが酔うと嫌なので意識しておとなしく運転していたのですが、それでは効果確認の意味がないのでもっと激しく走って欲しいというリクエストがあり(笑)、それならと山道をフルスロットルでタイヤを鳴らしながら右へ左へと飛ばしてみたのですが、普通なら一発で酔ってしまうはずなのに、ケロッとした顔で「ぜんぜん平気」とのこと。

本人によれば、車酔いしなくなったこと以外にも、長時間座っていても足がむくまなくなった等の効果が出ているそうです。
これが気のせいではないとしたら、電磁波による体調への障害がかなり広範囲に出ていたことになります。
電装系のチューニングに伴う問題として、もっと騒がれていいことですね。

僕の体の方はどうかというと、もともと酔わない体質なので効果を体感できるほどではないです。
何となく胸への圧迫感が減ったような気がするのと、眠気に襲われる回数が減ったかな?という程度です。

こういうメカニズムのわからないグッズに効果があったというのは、個人的にはどうも納得がいかなくて正直なところ不愉快でさえあるのですが(笑)、まあ実質的に悪いことでもないので良しとしましょう(笑)。

実際のところもう少し使ってみないと断定は出来ませんね。
使っているうちに慣れてしまって、効果がわからなくなることもあるそうですから・・・

2003年 6月15日(日)
羆嵐

納豆、キムチなどの生ものを食する習慣のある日本人と韓国人は、SARSにかかりにくい体質なのだとインターネットで読みました。食べ物を何でも炒めてしまう中国人とは体質的に違うのだそうです。
言われてみればそうかも・・・という気もしますが、本当なんでしょうか?


吉村昭氏の「羆嵐(くまあらし)」という本を読みました。

またか、とお思いでしょうが、例の北海道で起きた獣害史上最大の惨劇といわれる「苫前羆事件」に関する本です。
この事件に関しては、旧日記の2002年8月9日と新日記の2003年2月14日でも触れています。

「羆嵐」は、木村盛武氏の書かれた事件に関する調査の本を参考に、吉村昭氏が小説風に書き上げた大変おもしろい本です。
ただでさえ空前絶後の恐ろしい事件なのに、それを人間の感情をきめ細かく描写した「作品」として書き上げているのですから、おもしろくない訳がありません。
ここ数日何度も読み返していますが、何度読んでもおもしろい。(被害者の事を思うと、おもしろいなんて書いたら怒られてしまうかもしれませんが・・・)

とにかく怖い。
事実が元になっているだけに、半端な怖さではないです。
もう山に入るのは嫌になってしまいます。
テディベアを集めるのもやめようかな、と思うほど怖いです。
この場所に行ってみたいものだと思ったのですが、どうもまだクマが出る土地のようなので、やっぱり行くのはあきらめます。

先日たまたまハンティングが趣味で鳥を撃ちに山に行く人と話したので、この本のことを話題にしました。
その人もこの事件の事は良く知っていましたし、この本も読まれていました。

「ヒグマという字を書けますか?」
「はい、「羆」と書くんですよね」
「そうです。熊は英語で「ベア」、羆は「グリズリー」、ぜんぜん別の生き物として区別されているんです。ヒグマは地上でもっとも凶暴な野生動物なんですよ。ライオンやトラなんかより怖いんです。その上べらぼうに頭がいいですからね」

「鳥を撃ちに行ってもクマと遭遇することもあるので、ハンターは必ずクマ用の大き目の散弾を何発か持っていくんです。」
「なるほど、いざという時はそれで撃つんですね」
「ところが仕留められなくて手負いにすると大変なことになってしまい、それこそ山狩りをしなくてはならないので、1発で確実に急所を撃てる時以外は撃ってはいけないことになっているんです。」
「それは辛いですね。動く標的を確実に撃つとなるとよほどの射手でないと・・・」
「ええ、動物はアバラの上から3本目に心臓があるんですが、そこか頭部のどちらかを射抜かなければならないんです」
「よほど至近距離から撃たないと無理ですね」
「そうですね。目の前にいてもそんなに正確に撃てるかどうか・・・だからもし遠くで姿を見かけたら、さっさと逃げ帰ることです(笑)」

発砲された時、クマの頭の中には何よりも銃の硝煙の臭いが強く記憶されるそうです。
以降は「銃」を持った「人間」は自分に危害を加える、と頭に刷り込まれてしまい、ハンターを見かければ見境無く攻撃をしかけてくるんだそうです。
くわばらくわばら・・・

2003年 6月14日(土)
ロッキー山脈踏破行

5月8日の日記でイザベラ・バード女史の「日本奥地紀行」について書きました。
今回はJWさんご推薦の「ロッキー山脈踏破行」を読みました。

イザベラ・バードは前述の「日本奥地紀行」で日本でも人気の高い旅行家であり、山形県の南陽市には、その地をバードが「東洋の桃源郷」と賞賛したのを記念して、バードにまつわる品々を展示している記念館さえあるほどです。

で、今回の「ロッキー山脈踏破行」ですが、これは1873年に42歳のバードがワイオミング州シャイアンからロッキー山脈を超えてコロラド州を踏破していく間の旅行記で、まさに僕が趣味としている「オールド・ウエスト」の時代にドンピシャリな内容なのです。
バードの旅したシャイアンやデンバー、コロラド・スプリングスといった地名は、ガンベルトにゆかりの深い場所で、なかでもシャイアンはホルスターや馬具が究極の形で完成された町です。
それだけでもう興味津々なわけです(笑)


アメリカはバードにとって言葉の通じる地であるために、「日本奥地紀行」と比べると多少趣の違う旅行記になっています。
日本人との交流はどこか異星人と接するようなところがありましたが、今回はもっと親密な人間関係が描かれています。

それにしてもアメリカというのはダイナミックな国ですね。
お金にしか興味のない強欲で荒んだ家族がいたかと思うと、一方で道徳を守って黙々と生きていく立派な人々もいる。そういう人たちがとてつもない大自然のなかでいっしょに混ざって暮らしているのです。
その「収拾のつかない世界」は、そのまま現代のアメリカへと受け継がれています。

バードはもともと病弱な人で、医者から健康のためと勧められて世界各地を旅行するのですが、大自然を前にすると異様なほどのバイタリティを発揮する人で、たとえ死の危険が隣り合わせの場所へでも、たったひとりで飛び込んでいってしまうのです。
現地の屈強な男たちが「絶対にやめるべき」と止めても、それを聞き入れずにひとりで吹雪の中を進んで行ってしまい、実際何度か非常に危険な目に遭います。

健康のために行ったはずなのに自殺行為としか思えない行動をとるのが何とも不思議なのですが、要するに自然と接することでしか自分を見出せないタイプの人だったようです。
それを裏付けるかのように、何度か「大きな都市」を嫌うような発言もしています。

またバードはどこに行っても現地の人たちから好意的に受け入れられ、それは日本でも変わらないのですが、きっと独特の人間的魅力を持つ人だったのでしょう。

巻末の「訳者あとがき」には、この旅行記がバードの残したいくつかの作品の中では「異色」の存在であることが書かれています。
そのキーパーソンと言えるのが、幾度となく本文に登場する「山男ジム」というひとりの「ならず者」です。

ジムはワイルド・ビルと並ぶほどの伝説的人物で、かつて大勢のインディアンを殺した経歴を持ち、今は山奥の小屋で犬といっしょに暮らす荒くれ男です。
気難しい彼は、いつ銃をぶっ放すかわからない危険人物で、「コロラドでもっとも恐ろしいならず者」と呼ばれていますが、バードに対しては非常に紳士的な態度で接します。
自暴自棄で破滅的な生活を送るジムと、彼が持つ知的な側面を見抜いた英国女性バードとの切ない関係は、結局は悲しい結末を迎えることになり、そのことがバードを大きく傷つけます。

文章の端々からバード自身の心の内面をうかがい知ることができ、それが他の旅行記との微妙な違いとなって現れ、同時にこの本の大きな魅力となっています。

イザベラ・バードの「ロッキー山脈踏破行」は、百数十年前のアメリカ西部の生活を生き生きと描いており、今より「もう少し単純だった時代のアメリカ」を発見できる素晴らしい本です。

2003年 6月13日(金)
ギメル

これは何だと思いますか?
これは「ギメル」というフランスで開発された電磁波をカットするアイテムです。

車を改造して以来ウチの奥さんが酔うようになってしまったと先日書きましたが、その原因についてふと思い当たることがあって、これを購入してみたのです。
車の改造は主に電装系をいじっており、点火プラグの火力を大幅にアップしているのですが、その結果大量の電磁波が漏れているのではないかと気付いたのです。

人が車に酔う理由の多くは、エンジンが発する強い電磁波が神経に影響を与えるからだそうで、ペットの犬が車の中でやたらにヨダレをたらすのも、電磁波が耳の奥の神経を麻痺させるから・・・という話をラジオで聞いたことがあります。
この電磁波を中和させて車酔いや神経の疲れを軽減させるアイテムがフランスで開発されて、その効果が政府にまで認められ、フランスのタクシーは装着を義務付けられた・・・というようなことをラジオでは言っていました。かれこれ10年も前の話です。

その時はへぇーと驚き、ぜひひとつ欲しいものだと思ったのですが、自分自身が車にが酔わないこともあり、結局買うことはありませんでした。
今回の奥さんの事件でこの商品のことを思い出し、試しに購入してみようと考えました。
ところがオートバックスや東急ハンズなどを捜し歩いたのですが、既にブームが去った後のようで、どこの店でも扱っていません。
結局ネット通販で見つけて買うことができました。


ヨーロッパでは電磁波の悪影響を本気で考えている国が多く、厳しい規制の条例まで制定しているそうです。
ところが一方で「電磁波」は目に見えないということもあり、なんだか怪しげな電磁波関連グッズが巷に氾濫しており、特に例の「白い集団」の登場で「電磁波=胡散臭い物」の図式が決定的になってしまいました。
携帯電話に貼って電磁波を90%カットするシールなんてものも売られていますが、これもアメリカでは誇大広告であると問題になったようです。

オーディオ界でも電磁波に関連したアクセサリーが売られていますね。
僕は電磁波には鈍感なようで、そのオーディオ機器に対して「ぜんぜん効果を感じない」とHP上で書いたのですが、そうしたら「効果認められない派」の代表のようになってしまって、街で人からそう言われたことさえあります(笑)
あれ機械の中を見てみると、白集団のマークとそっくりな渦巻き状の回路になっているんですよね(苦笑)

でも電磁波過敏症という深刻な病気もあって、電磁波を浴びただけで倒れてしまう人もいるそうなので、メカニズムは判っていなくても人体に何らかの影響があることは間違いありません。

今回購入した自動車用のギメル(正確にはギメルオート)ですが、これは車のインパネの両端に貼り付けることで、そこに一種のクッションの作用をする空間を作り、エンジンが発する電磁波を中和するのだそうです。
購入した先方からギメルに関する公の機関が行った実験結果の書類がどっさり送られてきました。
何でもパリ国際アカデミー医学部門で金賞を受賞したのだそうです。説得力がありますね。
それでも「効果が無い」というクレームをつける人がいるのでしょう。取説には、一見効果が感じられなくても、ちゃんと効果があるのだ、というようなことが書かれています(笑)

まだ車に付けてみたばかりで実際の効果に関しては何とも言えないのですが、気のせいか圧迫感が薄れたような気もします(笑)
NOVAウサギじゃありませんが、「ビミョー・・・」な感じです(笑)
今度奥さんを乗せて長距離を走ってみて、それから結果を報告します。

それよりデザインが安っぽいですよね。
インテリアの雰囲気が崩されてしまうことのほうが大問題です。

ちなみに価格は7,800円でした。

2003年 6月8日(日)
東急文化会館

渋谷の東急文化会館の建物が取り壊されるんだそうです。昨晩テレビで知りました。
僕は比較的近くに住んでいたため、文化会館にはしょっちゅう通っていました。
いろいろ思い出がある場所なので、一目見ておこうと思って出かけてきました。


東急文化会館では最後の作品として「マトリックス・リローデッド」を上映していました。
最後がこういう「水もの作品」ではちょっと寂しい気がしますが、まあ仕方がないでしょう。
屋上にはプラネタリウムのドームが見えていますね。

僕の父親は結婚前、ここで僕の母親とデートを重ねました。
今から40数年前の話なので、文化会館が出来たばかりの頃ですね。
多分当時は最先端だったのでしょう。
1階のユーハイムのバウムクーヘンが父親のお気に入りでした。
一方母親の方はジャーマン・ベーカリーのレモンパイが好きだったようです。
親子二代に渡って思い出の多い場所なわけです。


僕が文化会館に通いつめたのは25年くらい前の話です。
映画と言えば文化会館で、特にパンテオンには月に1回は行っていました。
まだ渋谷は垢抜けない街でしたね(笑)

「宇宙戦艦ヤマト」で文化会館の周りに徹夜の長い列が出来たのが思い出深いです。
ぐるっと1周して建物の裏まで続いていました。
(僕はというと、あらかじめちゃんと指定席を買っておいて、並ばずに横からさっと入館するという要領の良さでした・笑)

もちろんそれ以外にもいっぱい思い出はあります。
「ジョーズ」の時は新人のスピルバーグの技量に驚いて、連続して見に行きました。
「タワーリング・インフェルノ」も良かったなあ・・・
話し出せばきりがありません。

考えてみればゴチャゴチャして薄汚かった渋谷の街(今でもそう?)には、当時中学生だった僕の興味のあるものがすべて揃っていました。

文化会館で映画を見た後は、その裏の青山通りや道玄坂にあったモデルガンショップを回ったり、アミノという革やさんをのぞいたり、サントラ専門のレコード屋さん(すみや)に行ったり、本屋(大盛堂)の地下にあった軍装品のお店(アルバン)に顔を出したり(ここで尊敬していた松本零士氏にお会いしたことがあります)、西武の上の熱帯魚やさんをのぞいたり(あのお店はけっこういろいろ揃っていたんです)・・・
・・・書いてみたら今とほとんど変わっていないですね、生活が(笑)


何か記念にと思って、1階のユーハイムに入りました。
(ジャーマン・ベーカリーの方はとっくに無くなっていました)
注文したのはパフェですが、きてみてビックリ。
ひとりで1個しか持てないほど巨大で、二人の店員で運んできました(笑)

これはまたHGさんから「中年がお菓子なんて・・」と言われそうだなあ・・(笑)
でもお味の方は、甘くなくて大人向けのなかなかのものでした。
やっぱりそれなりに歴史があるお店ですね。

父親に好物のバウムクーヘンをお土産に買ったのですが、その時店員さんに聞いたら、建物を取り壊した後は、しばらく東急電鉄の資材置き場として使って、その後の予定ははっきり決まっていないんだそうです。
てっきりリニューアルして再オープンするのかと思っていたのですが、ほんとうに「これにておしまい」、完全な閉店なのだそうです。

店員さんが寂しそうに話すのが印象的でした。

2003年 6月1日(日)
Fistful of Dollars

エミールをチューニングしてからしばらく経ちました。
パワーもほどほどに上昇して、まずまずの結果だったと思うのですが、ひとつ問題が出てきました。
ウチの奥さんが、エミールの助手席に乗ると酔うようになってしまったのです。

本人は、車をいじって以降こうなったと主張しています。
でもそんなに大きく変化していないんだけどなあ・・・
わずかにパワーが上がったのと、わずかにボディ剛性が上がっただけで、言われなければ気付かない程度です。運転自体も特に粗くなったわけではないし・・・

奥さんは「ふわっとしたあやふやな部分がなくなったから」と言っています。
ほんの僅かな性能の向上が、酔うか酔わないかの大きな一線を超えてしまったのでしょうか?
それとも助手席の同乗者の方が敏感に違いを感知できるのかな?

単に本人が「酔う」という暗示にかかってしまっただけのような気もしますが、いずれにしても現実の問題として困ったことではあります。


「一握りのドルのために」というヨーロッパ映画があります。1964年の作品です。
邦題を「荒野の用心棒」といいます。

アメリカのTV番組「ローハイド」で副隊長の役をしていたクリント・イーストウッドを呼び寄せて、ヨーロッパで作られた”偽物”ウエスタンです。
当初はローカルな作品として製作する予定だったのでしょう、黒澤明監督の「用心棒」のシナリオを細部にいたるまでそっくりいただいた文字通りの「盗作」なのですが、作品が予想外に大ヒットしてしまい、イーストウッドはTVスターから一躍世界的大スターになってしまいました。
またこの作品の成功は、ヨーロッパ製西部劇「スパゲッティ・ウエスタン」(要するにマカロニ・ウエスタンですね)が大量に作られるキッカケとなりました。
黒澤監督の方は無断の借用におかんむりで、「あんなもの見ていない!」と最後まで怒っていました。


さて、上の写真のオンボロガンベルトは、この映画のプロップとして使われたものだそうです。
ちょっと嘘っぽいような気もするのですが(笑)・・・

あるアメリカ人から売ってもらったのですが、このガンベルトにまつわる話は多少複雑です。

ガンベルトそのものは、ゴミ以外の何物でもないほどオンボロで、小さなカートリッジループの付いたベルトの下に、6cm幅の革の帯が紐でくくりつけてあります。ホルスターはこの帯にバスカデロスタイルでぶる下がっており、半分ちぎれかけたようなメキシカン・ループの形状。破損した部分は何度か粗っぽく補修した跡があり、原型をとどめていません。

持ち主のアメリカ人の言い分はだいたい以下のようなものでした。

「私の「前妻」は「荒野の用心棒」に出ていた。彼女はスペインで撮影をしているとき、セルジオ・レオーネ監督と恋愛関係にあった(!)。
撮影から2年後に帰国したとき、イタリアからこのプロップを持ち帰ったのだ。ベルトの大きさから言って体の小さい俳優が身に付けた物だろう。
これは1967年からずっと我家のガレージに置いてあったが、安っぽいコンチョは多分私の息子が付けて遊んだものだと思う」

僕が奥さんは誰の役だったのか聞いたところ

「たしか4つくらいのシーンで出てくるけど、そんなもの映画をもう一度見なきゃわからないよ。(彼女は)髪の色の濃い、かわいい女さ・・・」

前の奥さんのことであるし、なんとなく「もうこの話をするのはまっぴら」という雰囲気が伝わってきたので(笑)、これ以上聞くのはやめました。

で、さきほど「荒野の用心棒」のレーザーディスクを注意深く見直してみたのですが・・・

まずガンベルトについては、どこで使われているのかまったくわかりませんでした(笑)
イーストウッドは例の愛用のアンディ・アンダーソンの実に立派なリグを付けていますし、それ以外の俳優もこのオンボロよりもうちょっとましな物を付けているようです。
ただレオーネ監督がアンディ・アンダーソンにプロップを大量に発注したのは、金額を考えてもこの映画の成功後の作品からだと思われ、「荒野の用心棒」の時点では、このガンベルトに近いひどいものも使用していたかもしれません。実際バックルの形が近い物はありました。
(イーストウッドに関して言えば、この映画の撮影時の自分の服装は、すべて自前だったと言っています)

問題は女優さんの方なのですが、この作品には女性はほとんど二人しか登場しないのです。

ひとりはヒロインのマリソル役のマリアンネ・コッホ、もうひとりは悪人のひとりバクスターの妻であるマルガリータ・ロサーノです。
それ以外で画像に出る女性は、1、2度遠景に通行人がシルエットで写るくらいです。

もしコッホだとしたらスゲーきれいな女優さんです。でも出番が多く、4回なんてものではないです。
一方ロサーノもきれいですが、こちらは比較的最近のイタリア映画でも活躍しています。
もしレオーネと恋愛関係にあったとしたら、確かにこの二人のクラスでおかしくはないです。

二人のうちのひとりなのでしょうか・・・・
ちょっと考えづらいなあ・・・・騙されたかな?・・・
まあ、ただみたいな値段だったからいいんだけどね(笑)