最近買ったものレポート
オーディオ・メニューに戻る
キンバー・ケーブル パワーコード モデル10,14
CSE テーブルタップ H−43 他
 アクセサリー嫌いの僕ではあるが、部屋を片付けたついでに、壁のコンセントを含めて、電源周りのケーブルを一新した。
このくらいは良かろう、と思って買ってきたが、金額的にはかなりの投資となってしまった。

 実は昔は無類のアクセサリー好きで、ケーブルやインシュレーター、その他もろもろのオーディオ・アクセサリーにつぎ込んだ額は相当のものである。新型が出るたびに買っていたといってもいいだろう。
 たしかに変える事で一時的に音は変るのだが、ただそれだけの話であり、長く使っているとけっして良くなっているとは限らない事に気付く。これだけチューニングすれば、本当ならものすごく音が良くなっているはずなのに、結局音から得られる満足度にそれほどの差はないのだ。
 その投資額に対する反動で、アクセサリーが嫌いになったわけだ(笑)。

 さて、今回購入したのは、キンバー・ケーブル製の電源ケーブル2種(3本)とCSE製テーブルタップ、同社の壁用コンセントプレートである。
 ケーブルは緑色の太いケーブル、モデル10と青い少し細めのモデル14、テーブルタップは電源コードを交換できない廉価版のH−43、コンセント・プレートは同社のCON−1である。

 昔ならもっと高額になっていたと思うが、最近はインターネットの影響で安く手に入ってしまうので、あまりムチャクチャな値付けは出来なくなったという。
 昔なら夜中は電気を食う機器が減って音が良くなったが、最近はインターネットのせいで夜間の電気使用量が増加し、かえって昼間より悪化している。その為電源周りのアクセサリーが脚光を浴びるようになったそうだ。
 パワーケーブルの交換は、プリアンプ、パワーアンプ、CDプレイヤーの順番で効果があると言われた。

 本当なら順番にアクセサリーを交換していき、個々のアクセサリーの効果を確認していかなければならないのだろうが、ちょうど部屋の片付けの最中だったこともあり、あわただしく電源プレートとテーブルタップを入れ替え、パワーケーブルを1本づつ変えてみた。
 電源ケーブルのキンバー・ケーブルは、何通りか付け替えてみたが、結局プリアンプには緑色の太いモデル10を使用した。これはとても太いケーブルで、自分の重量でアンプのコネクターから抜けてしまうのではないかと不安になるほどである。
 またそれより細くて青いモデル14は、SACDプレイヤーのSCD−1に使用した。
 パワーアンプのケーブルも交換する予定だったが、いざ裏面を見てみたら、電源ケーブルが交換できないことに気付いた。たまたまフォノEQアンプのケーブルの交換が可能な事がわかったので、あまった1本はそちらに使用することにした。

 何通りか交換してみて、ケーブルの持つ音の傾向がわかった。
 青いモデル14は、ほどほどのクオリティであるが、音にわずかにエコーがつく傾向を感じた。そのエコーが音作りの上で凄みにつながっている。だから一概に悪いというわけではない。ちょうどスタジオでモニター・スピーカーを大音量で鳴らした時のような、その空間の大きさを感じさせるような響きが付く。
 一方緑色の太いモデル10の方は、各帯域の音に図太さが加わり、エコー感がすっと消えて、全体のバランスはモデル14より整う。情報量がぎっしり詰まった感じで、太いケーブル特有の図太い音になる。

 アクセサリーによる変化としては悪くない。値は張ったが、まあ、いいところだろう。

 しかし、後になってスピーカーを移動した時に、その効果はさらにはっきりとしてきた。
 エクストリーマの不満点のひとつは、中低域のひ弱さと超低域の薄さであった。ところがどう言うわけか、その帯域がやけに充実し、非常に好ましい帯域バランスになっている。
 この音なら満足である。スピーカーを買い替える必要がなくなった。

 多分エクストリーマの音の変化は、ケーブル交換によるものだろうと思う。
 アクセサリーに懐疑的であったが、アクセサリーのお陰で長年の不満が解決してしまった。